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最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
焦点がぼけている,
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レビュー対象商品: 世界史の中の日露戦争 (戦争の日本史) (単行本)
この書籍は「日露戦争」を(1)情報戦である、(2)世界史の中で捉えるとどうなるか、ということを主題としている。しかし、戦闘の内容に偏るあまり焦点がぼけている感は否めない。特に(1)に関する分量は少なく、記述も分散しており、理解しやすいとはとうてい言えず、物足りない。(2)については戦争が日、露のみならず英、仏、独、米の確執の中でどう捉えられていたかをわかりやすく記述しているもののこれまた分量が少ない。加えて、この戦争がその後の日本の軍事政策にどう影響を及ぼしたかを記述するが、これは本題から離れている。 「日露戦争」の戦闘の内容を知りたい方には適切だが、これに関する類似の書籍は数多くある。その中でこの書籍が価値のあるものかについては疑問符が付く。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
世界史的観点から,
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レビュー対象商品: 世界史の中の日露戦争 (戦争の日本史) (単行本)
324ページの分量をもつ歴史学の書物です。日露戦争を世界史的的観点からみたらどうな るかという試みは大変興味深く勉強になる部分 もあります。ただやはり個々のトピックが分量 に比べ詰められていないという気がします。 当時のロシア情勢にくわしい人には物足らず、 あまりくわしくない人には複雑ではないかとい う感をいだきました。シリーズ全体にいえるこ となのかもしれませんがもっと焦点を絞るべき ではないかと。
8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
期待に違わぬ労作,
By 野原ひろし (埼玉県春日部市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 世界史の中の日露戦争 (戦争の日本史) (単行本)
日露戦争が世界戦争の一環であったという見方は、かなり以前からありました(例えば、藤村道生『日清戦争』 1973)。しかし、日韓での共同研究が進んだ現在、それ は新たな視点から見直されようとしています(崔文衡・子 安宣邦『歴史の共有体としての東アジア』2007)。このと きに、「世界史の中の」と冠した本書には、どうしても注 目が集まります。 本書で世界史というのは、いうまでもなく帝国主義列 強の対立であり、とりわけ英露のそれでした。そして、 ロシアに対抗するために締結された日英同盟が戦争を 引き起こし、後に成立した英仏露の三国協商が逆に講 和に促進することになります。まさしく、こうした世界史 的文脈を抜きにしては、この戦争は考えられないもので す。ただ、崔等の前掲書が特に強調する、この間に進 む朝鮮併合への道の記述が、これまで以上に掘り下げ たものになっていなかったのはちょっと残念でした。 もうひとつ本書が追求しているのが、この初めての帝 国主義国家間の戦争が、様々な軍事的な教訓を各国 にもたらし、ひいては第一次世界大戦まで(あるいはそ れ以降も含めて)の国際関係を決定する要因になった いうことです。ここは、何にもまして興味深いものでした。 確かに、著者がいうように戦争というものは大事件で あるにもかかわらず、本当の姿は案外に分かっていな いものなのかもしれません。『戦争の日本史』と銘した 本シリーズの意義を、改めて本書は感じさせてくれまし た。
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