素敵なミュージカル映画です。
ウッディ・アレン流といいますか。
ハリウッド製ミュージカルの振付をイメージしました。
宝石店のシーンが良かったですね。
意外な場所で歌が始まり、周りをどんどん巻き込んでいくのが好ましいです。
「I Love You」は、最も多く使われる言葉でしょう。
日常の素敵なものを思い出してみるような作品でしょうか。
この映画を見ていて考えさせられたのは、伴侶と友人のことです。
異性の友人は一杯いるのに伴侶が見つからない、というのがいつものウディ・アレンです。
人生には、伴侶も友人も必要です。でも異性から友人といわれるとじわりと寂しさが沸き起こります。
そんな寂しさがウディ・アレンの作品のベースになっている気がします。
それと、ウディ・アレンの映画でいつも感じるのは、絵の美しさです。
この作品では、ニューヨーク、パリ、ベニスが舞台として登場しますが、素晴らしい景観です。
そして、幻想的なセーヌ河畔のダンス。
ウディ・アレン監督は、少し鼻につくような場面を、自らがコメディアンとして演じることで上手く抑えを効かしていると思います。
これができるのが、ウッディ・アレンなんでしょうけど。
素晴らしい映画を次々と生み出すウッディ・アレン氏にただただ脱帽です。