たまたま目についてそのアグレッシブなタイトルと、マダムホーなる意味ありげな著者名に惹かれて読んでみたが、数ある金持ち指南、思想書の中では上位にはランクできない内容だった。書いてあることは正論である、というかもうすでにたくさんの本に書かれたことであり真新しさはない。貧しい学生生活から夫と不動産投資をしながら富を得ていったストーリーは面白いがそれなら別のカテゴリーでの出版、タイトルが良かっただろう。この読み終わったあとの違和感はどこから来るのか?それはアメリカ人、中国人の考え方=○、日本人(自分以外の日本人)=×と一方的に決め付けた書き方と、本の内容全体の流れが悪いからだろう。著者が好きな米ドル紙幣にある In God We Trustという言葉、「信用」を強調するために引用したものだが、この世界中に大量にバラかまれた米ドルがまさに今サブプライム問題をきっかけに信用と価値を失い大暴落しているのは何とも皮肉である。