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世界一大きな問題のシンプルな解き方――私が貧困解決の現場で学んだこと
 
 

世界一大きな問題のシンプルな解き方――私が貧困解決の現場で学んだこと [単行本(ソフトカバー)]

ポール ポラック , 東方 雅美
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 3,990

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商品の説明

内容紹介

15カ国、2000万人の貧困脱却を可能にした単純かつ大胆な解決策とは――?

「残りの90%の人たちのためのデザイン」を提唱し、スタンフォード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)など最先端の研究者から絶大な支持を集める社会起業家が贈る、本当に貧困を解決したい人たちへのメッセージ。

30年間にわたり現地の人びとと対話し続けて培ったデザイン・ノウハウの全てを大公開。
「世界を変える仕事」のリアルな姿が見えてくる!

【ポイント】
・貧困を解決するビジネスモデルをつくるときに考えるべき点を分かり易く説明
・実際に途上国の農家で行ってきた製品開発・市場開拓・マーケティングのプロセスを公開
・農業だけでなく、都市のスラムにおいても貧困解決に向けた独創的かつ現実的なアイデアを提案

複雑にとらえられがちな貧困問題を解決するために私たちが考えるべきことはたった1つ――収入向上に他ならない! 世界を変えるイノベーションを生み出すためには、机に座ってじっと悩んでも始まらない。現地に飛びこみ、現地の人たちの話を聞けば、自ずと答えは見えてくる!

内容(「BOOK」データベースより)

15カ国、2000万人の貧困脱却を可能にした単純かつ大胆な解決策とは?「残りの90%の人たちのためのデザイン」を提唱し、スタンフォード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)など最先端の研究者から絶大な支持を集める社会起業家が贈る、本当に貧困を解決したい人たちへのメッセージ。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 336ページ
  • 出版社: 英治出版; 1版 (2011/6/14)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862761062
  • ISBN-13: 978-4862761064
  • 発売日: 2011/6/14
  • 商品の寸法: 21 x 13.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By Asari
日本でBOPという言葉が普通に使われる様になったのはここ数年の事であるが、ポール・ポラック率いるIDEは1981年より農業問題を中心にずっとこの問題に取り組んでいる先駆者であり、BOPに置ける成功事例として多々とりあげられる存在である。一貫してフィールドワークを行い、そこで聞いた農民の声のみを指針とする姿勢には共感が湧き、彼の実直で真摯な人柄が伝わってくる。実際に膨大なフィールドワークを行い、試行錯誤の実験を繰り返さなければ、これほど重みのある文章は書けないだろう。また日本では、BOPというと「物を売る」発想から入りがちであるが、ポラックの目的はあくまで「貧困削減」である。そしてその「貧困削減」のためには「金を稼ぐ仕組みを作る事」、つまり多くの小規模農民の収入を増やす事が必要だ。実際ここにBOPビジネスの原点がある。人々の貧困を削減し、生活を改善する様な物で無ければBOP市場では物は結局売れないからである。

BOPにおけるビジネスを考える上で、多くの根源的な気づきを与えてくれる良書である。そして本書の「将来お金があるのは先進国ではない。途上国の多数の小規模農民たちの方だ」という主張が、もっと多くの人に現実味を持って受け入れられる日が早くやってくる事を望みたい。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dream4ever VINE™ メンバー
世界一大きな問題のシンプルな解き方 ポール・ポラック 東方雅美訳 英治出版 2011年6月

原題:Out of Poverty, what works when traditional approaches fall

これまでのODAをはじめとする援助方法を見直す良い書だと思いました。
そして、もっとも重要なのは現場の人々の話を多く聞き、現場での実現性を考えること。
貧しい人々は援助を受ける人という扱いではなく、サービスを購入する顧客と考える。
国連ミレニアム開発目標(MDGs)の話もジェフリー・サックス(推進者)とウイリアム・イースタリー(懐疑派)の名前を出して問題点を指摘しています。もちろんMDGsを全面否定している訳ではありませんが、貧困対策における方法論に異論を唱えています。
足踏みポンプとドリップ灌漑(重力とホース利用の給水装置)による農作物増収が絶対貧困(一日1ドル以下で生活する人々)問題を解決する、それも援助ではなくマイクロクレジットや農業従事者自らの投資(数十ドルから200ドル程度)で。
3つの誤解; 1.寄付で貧困から救いだせる、2.国家の経済成長が貧困をなくす、3.大企業が貧困をなくす
デザイン革命をおこす(いかに安く、いかに沢山助成金なしで売ることができるか)
新しい市場(貧困に苦しむ人々、ソニーのトランジスタラジオ、ジョブスのアップルコンピューターと同じ)
農業だけでなく、スラムでの企業も可能(なぜ人々がスラムに集まるのか?そこに人々が生活できるから。)
MDGsで援助する国、援助される側の対応者はなんらかの支援者との関係(利害)がある。
ゲイツ財団のような支援評価体制(効果実現性、その効果の大規模発展性)の重要性

本書はもちろん完璧な貧困対策ではない、また指摘されていない問題点もある(解説で日本人の方が説明している)。しかし、ザンビア人経済学者ダンビサ・モヨ女史も指摘しているようにこれまでの先進国の途上国援助は多くの無駄と失敗を繰り返してきた。
そのような文脈の中で本書で描かれる様な貧困撲滅への取り組みや、途上国における個人やグループ起業への見返りを求めない投資(kiva等)は今後の流れになるのかもしれないと思った。またconditional cash transferといわれる直接お金を渡す方法論はアメリカの貧困対策や途上国でも行われつつあるということを付記しておきたいと思います。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 本書は発展途上国のある一家が抱える貧困と、その貧困からの脱却までを綴るルポルタージュとなっている。そして本書を手にする読者はたぶん、二種類に分けられる。ひとつは「BOPビジネス」という用語をすでに知っており、その世界では著名な作者を知っているひとたち。そしてもうひとつは「BOPビジネス」とは何かを、これから知ろうと思っているひとたちである。彼ら以外の読者を私は想定しがたいのだがしかし、著者はむしろ彼ら以外の読者を想定しているようにも感じる。少なくともタイトルには、そんな意図が込められている気がした。
 紛れもなく近代産業は、世界の頂点に君臨するごく一部の経済的富裕層の購買欲を満たすために発展してきた。つまり、優れた産業技術ほど誰もにその恩恵が与えられるのではなく、その恩恵が与えられる経済的上層部を、その下層部が「うらやむ」というかたちで構造化された象徴的価値によって、産業技術の「優れる」ということが担保されてきたのである。
 うらやまれるかそうでないかという二項対立は、優れた技術から劣った技術までを段階的に社会へ用意したりはしない。灌漑技術でいえば、ダムや貯水池に蓄えた水を電子制御によって計画的に灌漑する設備をひとたび手にしてしまえば、そのつぎの技術は人力で水を汲むためのバケツ以外、残されないということである。途上国ではダムがディーゼルポンプに変わるだけで、軽油を焚くポンプとバケツの間には何の技術もない空白が残される。本書のいう「貧困」とは、バケツならば買えるけれど、ディーゼルポンプは生涯働いても買えないという、この技術的空白に位置することを意味している。
 このように社会構造によって表出した「貧困」だが、考えてみれば奇妙なものである。国や地域といった小さな経済市場では、商品開発の消費者ターゲットはできるだけ広い方が良いとされつつも、世界という大きな市場になると「貧困」と呼ばれる多くの消費者には目が向けられない。高額な株価の僅かな伸びに一喜一憂する人々が、僅かな投資で数倍に伸びるであろう市場には決して関心を示さないのである。著者はきっと経済に精通しているだけに、「BOPビジネス」という既存のモデルではなく、もっと別な分野からのパラダイムシフトを期待しているのであろう。
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