本書は、「世界一わかりやすい放射能の本当の話」シリーズの第二弾。
日本で起こってしまった破局的な原発事故。私たちはこのような状況でも、これからもこの国で生きていかなければならない。残念ながら、6/26現在、福島原発事故は未収束で、東北、関東地方を中心に大気中に放出された大量の放射性物質による深刻な土壌汚染が確認され、海に垂れ流された大量の放射性物質による海洋汚染は未知数、という厳し過ぎる現状。私たち日本人は、この福島原発事故による様々な放射能汚染と今後何十年にも渡り、付き合っていかなければならないだろう。
私たちの今後の大きな関心事は、私たちの生活圏に入り込んでしまった放射能からどうやって身を守るか、だ。つまり、外部被曝や内部被曝をどうやって避けるか、それが現在、私を含む多くの日本人が一番知りたいことではないか。
本書(全95ページ)は、第一章「放射能汚染、食べていいもの、悪いもの」、第二章「放射能から子どもを守る」、第三章「放射能から身を守る日々の暮らし」、第四章「Q&Aでわかる、これからどうなる福島原発」で構成され、各章には「セシウム、ストロンチウムが問題、魚は骨を外して食べよう」や、「妊娠可能な女性と妊婦は、放射線障害のリスクが高い」などのトピックがそれぞれ2ページに渡り簡潔に説明されている。前作と同様、インターネットなどで放射能についてあれこれ調べる時間がない多忙な人でも、本書を読めば「放射能に対する防護方法」などを短時間で学ぶことができる。TV、新聞など、多くの日本のマスコミからは得られない情報が本書にはある。前作に続く良書だと思う(評価は4.5としたい)。
すでに様々な情報源から、本書にあるような内容を知っている人にとっても、本書でそれを復習することは決して無駄ではないだろう。私は、これからの食材選びについて、本書の内容を大いに参考にしたいと思う。
(必ずしも本書からでなくても良いが)一人でも多くの日本人が、放射能に対する正しい知識を得て放射能から身を守り、特に今の子どもたちや若い人たちが10年後、20年後に悲しい思いをしなくても済むよう強く願う。私自身も、できることをしっかりやっていこうと思う。