「人を減らさずコストを減らす」。
今の社会で、最も求められているノウハウではないでしょうか。
しかも、この本が伝えるノウハウは、
「経営」に限らず、広範囲に応用できる内容ばかり。
身の回りを整理・整頓するには?
ラクして(無駄な労力を使わずに)成果を挙げるには?
他の人にうまく手伝ってもらうには?
どれもが、個人の仕事にも、家庭にも、必要なテクニックですよね。
しかも本書は、居酒屋を舞台に、「先生」が
主人公のメーカー若手社員「野口くん」に
毎回「宿題」を出しながら、
ひとつひとつ順を追って問題を解決していくストーリー仕立て。
居酒屋では「料理」を例に効率化が語られるので、
身近なたとえでわかりやすいし、
読み進めながら、自分自身にあてはめて実践することもできる。
仮想敵「ケズルンゼー」が登場するストーリーも読んで楽しく、
なかなか胸がすく、読後感のいい成長物語でもあります。
巻末近く、「先生」が
「これまでやってきたレベルは、わたしからしたら、
まだまだ十分に余力を残しているからね」と語るのが気になります。
どうやら著者はまだ、いろんなノウハウを隠し持っているらしい。
さらなる続編に期待します。