著者は若い頃から「ほかの誰にもできない仕事」「人が敬遠する仕事」を手がけることを心がけてきたという。誰もやらないこと、まだ世の中に存在しないものに挑戦するのだから、四六時中考えていても飽きることがない。図面などなしに、いわばアドリブで手と体と頭とで試行錯誤を繰り返すうちにいろいろな「気づき」があり、発想が広がっていく。そのプロセスが楽しいと言う。モノ作りは「奥が深くて、やればやるほど、じわじわとおもしろさが増していく」と記す。
また、「ひとつのものが成功したら、さっさと違うところに行くのがいい」と指摘する。当たった製品分野に特化して規模を拡大すると企業は守りに入らざるを得なくなる。一方、似たような製品を作る企業が出てきて、製品の価格競争に陥り、経営環境は厳しくなる。楽しようとせず、同時並行で別の挑戦を始める気持ちが必要と説く。
仕事はしゃれっ気や遊び心を込めて楽しんでこそ、人や情報も寄ってきて結果も出せるようになるとして、著者なりの楽しみ方を紹介している。
(日経ビジネス 2006/09/18 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
生き方を教えられたように思います。,
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レビュー対象商品: 世界一の職人が教える仕事がおもしろくなる発想法―結果が出ない人はいない (単行本)
話し言葉を文章にしたような文体で、読みやすかったです。実際に、お話を聞いているようです。痛くない注射針。先日TVで実物を見ました。見て、すごさが分かりました。想像以上の小ささ、細さでした。あれがどうして創れたのか、不思議でなりません。技術だけではありません。本書を読むと、その思想の部分に着目させられます。 読んでいて、岡野氏の発想法をまねしたいと思いました。誰でもできることはしないのですから、自分を追い込んでいけます。アイデアをいくつもの分野に関連させたり、数年先の姿を想像したりすることで発想が広がっていくことも分かりました。 本物を知っている強みを感じました。一流のもの、本物を知っているので、心のどこかに余裕を持っていられますし、自分がそこに到達するまでをイメージしているように思います。 コミュニケーションの力の大切さを教えられました。社長として社員を守り、会社を守るための対人関係においての工夫を読み取りました。いじめが話題になっている小中学生の人間関係にもヒントになると思いました。大きな組織の中で、組織に守られて生活していては意識できないことですが、一人で仕事をしていくためには強さが必要なのだと思いました。
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「ラッパを吹く」にはなるほどと手を打ちました!,
By 井伊太郎 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 世界一の職人が教える仕事がおもしろくなる発想法―結果が出ない人はいない (単行本)
ゼロを十というのはウソだけれど、一を百に膨らませるのは「ラッパ」でウソじゃないんだ。これには「なるほど!」となんども手を打ちました。仕事でも友人でも言葉で説明したり、説得したりするのが不得意と思っている私には、岡野式説得術はなんとも痛快でした。確かにテレビのコメントでもなんでも、うまい比喩をつかってズバリ説明しなければ耳に入ってこないもの。ただ、真面目なだけのコメントではなかなか聴いてもらえません。 岡野さんのこの新刊を読んで、「相手が思わず聴いてしまうような説明力を身につけなければいけない」と気づきました。
5つ星のうち 5.0
下町魂!,
By とんぺい "波兵" (福井) - レビューをすべて見る
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レビュー対象商品: 世界一の職人が教える仕事がおもしろくなる発想法―結果が出ない人はいない (単行本)
岡野さんは本当、型破りな人ですね。自分も岡野さんのように思いっきりいきたものです。
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