黒野十一というのはペンネームで、ルーレットの黒の11にまつわるエピソードから付けたという。
著者は時事通信社の特派員として世界各国に滞在し、仕事の合間にカジノを巡り歩いたのだとか。アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニアと、本当に世界中のカジノの話が出ている。
各地のカジノ体験を並べた本で、自身がどんな賭けをして、勝ったか負けたかが中心に語られている。かなり主観的な文章で、読者としてはいまいち共感できない。もう少し客観的に、どんなカジノで、立地や雰囲気やゲームの種類はどうで…といったことを語ってくれたらおもしろかったのではないかと思う。
それから、総合的に計算すると、ものすごい額の金を失っているらしい。やっぱりカジノで勝つことはできないのだなあ。