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世界インテリジェンス事件史
 
 

世界インテリジェンス事件史 [単行本]

佐藤 優
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

CIA、KGB、モサドといった各国の主要インテリジェンス機関の仕組みを解説するとともに、スパイが暗躍した歴史的事件を分析。かつてインテリジェンス大国だった日本の凋落を嘆き、新生日本に向けた的確な提言を与えている。本文下段に細かな注釈をつけたため、初心者にも読みやすい。著者のインテリジェンス評論の集大成。

内容(「BOOK」データベースより)

インテリジェンスの行使は国家の権利ではなく義務である。食うか食われるか…世界は冷酷である。いま日本が危ない。尖閣諸島は日本固有の領土で、わが国が実効支配している。中国は、この現状を崩し、尖閣諸島を中国領に編入する機会を虎視眈々と狙っている。

登録情報

  • 単行本: 288ページ
  • 出版社: 双葉社 (2011/9/7)
  • ISBN-10: 4575303445
  • ISBN-13: 978-4575303445
  • 発売日: 2011/9/7
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 名無しさん VINE™ メンバー
本書は3章立て。「第1章:インテリジェンス戦争の舞台裏」では、ゾルゲ事件やリトビネンコ事件から美人スパイ事件や尖閣諸島沖事件に至るまで、インテリジェンス上のさまざまな事件を独自の見解で解説。「第2章:主要各国のインテリジェンス機関」では、CIA考察をはじめ、ロシア・欧州・イスラエル・北朝鮮・中国そしてウィキリークスを取り上げる。「第3章:失われたインテリジェンス大国日本〜新・帝国主義を生き残る知恵」では、『統帥参考』を引用しつつ日本の今後のインテリジェンス戦略を提案。約290ページあるが、文体や構成が歯切れ良いのでスムーズに読める。特定の国の情報だけ専門的に持っているだけではなく全世界の情報をある程度バランスよく押さえておく必要がある時代にふさわしい、道案内の書。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
論理の強度 2011/9/10
By トップ500レビュアー
Amazonが確認した購入
これは書下ろしと言ってもいい。
.北朝鮮が核を持っているかどうかは米国も日本も韓国も判断出来ない。但し、二回の核実験を行っているのは確実なのでこういうときインテリジェンスの世界では、「有罪推定」の原則が適用される。核保有国という前提でゲームが展開される。

.CIAの創設は1947年(前身のOSSは1942年)である。CIAが最強かという質問に対しては「そうではない」と答える。軍事的に極端に強い国家はインテリジェンスが育ちにくい。
1941年時点で日本軍を誘い込むような謀略を組み立てる力はなかった。謀略を行うには組織が必要だからだ。
日本の新聞だけを読んでいると米国の力を過小評価してしまう危険性があるが、「強いものを相手に負ける喧嘩をしてはならない」というのが前の戦争の敗北から学ぶべき教訓である。

.インテリジェンスは基本的には国力に比例している。弱い国が局地戦で一、二回勝利することはあっても最終的に勝利を収めることはない。従って、北朝鮮の要員がどれだけ優秀であり命を賭していても米国はもとより日本に勝利を収める可能性は皆無である。

.CIAは本当にイラクに大量破壊兵器が存在すると信じた。米国が証拠を捏造して開戦の口実にしたという見方は間違っている。極度に官僚化し、情報公開におびえるCIAが露見した場合組織解体のリスクを負うような捏造など出来ない。

.現在のように帝国主義的傾向が強まっている国際関係では国家と企業が一体となり喰うか喰われるかの熾烈な闘いを展開している。生き残るためには、「みんなと仲良くする」という建前を捨て強い国と手を握らなければならない。アメリカーTPPか中国ー東アジア共同体のどちらかだ。

.東京でも有力政治家、高級官僚の固定電話・携帯電話はシギントのプロたちによって盗聴されているというのが「公然の秘密」である。

佐藤優という人は論理の強度は勘につながることを示してくれる。
この本のリメンバー・パールハーバーで想い出したが外務省の対米宣戦布告の手交遅延(現地の失態とされている)について、著者はどう整理しているのか知りたくなった。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
インテリジェンス事件史の見出しどおり、これまでの世界のインテリジェンスの潮流を具体的な事例を挙げながら考察している。すなわち、入門書として適当。
かつ、著者が新・帝国主義時代と名づけた現在の世界の潮流とインテリジェンスの連環を指南している。入門書にして「今」を切り取るという離れ業を実現できている良書だ。
下段の補助(注釈)もなかなか良い。
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