江戸末期から現代に至るまで、日本人が成し得た発明の数々を振り返り、現代のビジネスにも役立つような教訓を、掴み取ろうとこころみた本である。NHKの某プロジェクト番組や、その他のTV番組でも紹介された事例も多く、もう知っている方もいるかもしれない。それでも活字で読むと、新しい発見もある。
以下は、本書で取り上げられている発明だ。
・精緻な、からくり人形や、万年時計の作成で有名な、からくり儀右衛門こと、田中久重
・乾電池を発明した、屋井先蔵(やいさきぞう)
・スバル360を世に出した、百瀬晋六(ももせしんろく)
・ゲームウオッチや、ゲームボーイを作り出した事で有名な、横井軍平
・胃カメラを作り出した、杉浦睦夫
これらを時代背景とも結びつけながら、発明に至った過程を追いかけている。そしてそれぞれの章の最後に、囲み記事で、学び得る観点や、教訓を紹介している。
楽しく読みながらも、役に立つ事を学ぼうというビジネス書である。そんなに分量もなく、文章も平易であるので、通勤や、ちょっと時間の空いたときに読むのに、ちょうど良いかもしれない。