ブラジルの小児科医ヴェラ・コルデイロ氏は、退院した子供の多くが環境の悪いスラム街で再び体調を崩すケースを目の当たりにし、病気の子供と母親の退院後のケアをする組織「ヘナセ(再生)」を設立する。その取り組みはリオデジャネイロ、サンパウロ、レシフェの3都市に広がり、2万人の子供に恩恵をもたらした。いずれは公立病院すべてと連携することを目指す。
インドのジェルー・ビリモリア氏はストリートチルドレンを救うための24時間電話サービス「チャイルドライン」を手がける。病院や警察などと協力しながら、身の危険を感じて電話をかけてきた子供に対応する。フランチャイズ方式で仕組みを拡大。2005年には15都市にサービスが広がり、累積50万件の電話を受けてきたという。
新しいアイデアと不屈の精神でより良い社会を作ろうとする社会起業家は、医療・福祉、環境保護、教育などの分野で成果を上げつつある。こうした社会起業家は今や「世界を変える」勢力になっていると結ぶ。
(日経ビジネス 2007/05/21 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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