出版社/著者からの内容紹介
もし、これらの飲み物がなかったら、エジプトのピラミッドも、ギリシア哲学
も、アメリカの独立も、フランスの市民革命、イギリスの産業革命・金融革命な
ども、形を変えていたかもしれない。
ささやかな飲み物が、人類を駆り立て、歴史をつねに動かしたーーその大いなる
秘密が明かされる。世界15ヵ国で刊行された話題作!
◎目次
プロローグ 生命の液体
第1部 ●メソポタミアとエジプトのビール
第1章 ・石器時代の醸造物 ・先史時代の名残 ・ビールの発見
・神々からの贈り物 ・ビールと農耕、近代化への種
第2章 文明化されたビール
・都市革命と食べられるお金 ・ビールを食べ、人間になる
・書き物の起源 ・ピラミッド建設の賃金 ・皆で分け合う飲み物
第2部 ●ギリシアとローマのワイン
第3章 ワインの喜び
・世にも盛大な祝宴 ・山間部の絶品ビール
・ワインは心を写す鏡 ・ワインを水で割り、善悪を混ぜる
・ワインを飲むことの哲学 ・文化の詰まったアンフォラ型容器
第4章 帝国のブドウの木
・ギリシアとローマの価値観をつなぐ ・すべてのブドウの木はローマに通ず
・富と地位とワインの格づけ ・薬としてのワイン
・なぜキリスト教徒はワインを飲み、イスラム教徒は飲まないのか?
・ワインが伝えるギリシア・ローマの栄光
第3部 ●植民地時代の蒸留酒
第5章 蒸留酒と公海
・錬金術師の実験室 ・燃える水の奇跡
・蒸留酒、砂糖、奴隷 ・キル・デビル(悪魔殺し)から、世界的飲み物へ
第6章
アメリカを建国した飲み物
・入植者のお気に入りの飲み物 ・アメリカ独立を促した香り
・ウィスキー反乱 ・先住民を支配した強い酒
第4部 ●理性の時代のコーヒー
第7章 覚醒をもたらす、素晴らしき飲み物
・カップによる啓蒙 ・裁判にかけられたコーヒー
・清教徒、策謀家、資本主義者のお気に入り ・切り枝から、コーヒーの帝国へ
第8章 コーヒーハウス・インターネット
・コーヒーが動力の情報ネットワーク ・コーヒーハウスで沸き上がった科学と金融の革命
・カフェから起きたフランス革命 ・理性の飲み物
第5部 ●茶と大英帝国
第9章 茶の帝国
・世界を征服した飲み物 ・茶文化の起源
・茶、ヨーロッパに伝わる ・紅茶への愛と権力
第10章 茶の力
・機械は水蒸気を、人間は茶を ・ティーポットが作る政策
・アヘンと茶 ・アッサム茶と投機ブーム
第6部 ●コカ・コーラとアメリカの台頭
第11章 ソーダからコーラへ
・グローバル化と足並みを揃えて ・ソーダ水の登場とアメリカの精神 ・コカ・コーラ誕生の神話 ・万人のカフェインへ
・アメリカのエッセンスの極み
第12章 瓶によるグローバル化
・世界中に派遣されたコカ・コーラ大佐 ・冷戦とコーラ戦争
・アラブ市場への進出とボイコット運動 ・二○世紀を象徴する飲み物
エピローグ 原点回帰
付録・古代の飲み物を探して
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
『The Victorian Internet』『The Turk』『The Neptune File』など(いずれ
も未邦訳)。本書は15ヵ国で刊行されている。また、『The Victorian
Internet』は、同書をもとにしたドキュメンタリー番組が英国でつくられた。
『ガーディアン』『デイリーテレグラフ』『ワイアード』など、多くの新聞・
雑誌にも寄稿。ロンドン近郊の街、グリニッジに在住。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
歴史家。『エコノミスト』誌のエディター。『ガーディアン』『デイリーテレグラフ』『ワイアード』など、多くの新聞・雑誌にも寄稿。ロンドン近郊の街、グリニッジに在住
新井 崇嗣
翻訳家。中央大学法学部卒業。メンフィス大学英語学部言語学科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
●各メディアで絶賛!
ーNYタイムズ紙
「ひからびた学問を沸騰させる」ーワシントン・タイムズ紙
「飲み物について、本書ほどいきいきと一般向けに書かれたものはなかった」
ーニューヨーカー誌
「刺激的!」ーワイアード誌
朝日新聞・日曜書評欄より
ーー唐沢俊一
『サライ』誌・書評欄より
『週刊読書人』より
であろうものを、主役の一人としたこと。そうしたことで、なるほど、中世から
近世、そして近現代を敷衍する視点を得たか。まいった。
ーー森枝卓士