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69 人中、64人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
真実はひとつじゃない。,
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レビュー対象商品: 世界を信じるためのメソッド―ぼくらの時代のメディア・リテラシー (よりみちパン!セ) (単行本)
ニュースに次から次へと登場するカタカナ語を、きちんと理解していて説明できる大人って、いったいどれくらいいるんだろう。 例えばメディア、例えばマスコミ、なんであるか言えますか。 森さんはそういったことばたちをわかりやすく説明してくれるとともに、 間違った情報を信じ込んで誤った世界観を持ってしまう危うさを訴えている。 流れて来る情報をそのまま鵜呑みにせず、批判的に多面的に捉えた上で、 自分で考えて行動することが重要だと。 昨今のTVで流されたニュース映像は、ある特定の人物や企業をバッシングするものが多すぎる。 叩かれている相手が、いかにも完全なる悪者のようだ。 彼らには人間的な優しさや弱さがまるでないように語られる。 でも、ほんとうにそうなのか。 有無を言わさず糾弾してる人びとのほうが、よほど優しくないではないか。 彼らにも言い分はあり、理由があるのだ。 一方的に流されて来る情報が、ただひとつの真実ではない。 いい大人が、そんなものを信じ込んでちゃいけない。 子どもたちにしたり顔で言い聞かせる前に、自分のアタマで考えろ。
49 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
考えることの大切さ,
By ロラ (東京都荒川区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 世界を信じるためのメソッド―ぼくらの時代のメディア・リテラシー (よりみちパン!セ) (単行本)
この本は、ドキュメンタリー作家である森達也さんが、メディアの使い方について語っている本です。メディアの可能性と危険性、客観的報道・中立的報道はありえないということ、ニュースの作られ方などが解説されています。これらを読むと、なんとなくニュース番組を見て全てを鵜呑みにするという行為の怖さがよくわかります。中でも印象に残ったのは、「メディアは怖い。場合によっては人が死ぬ。それも大量に」という箇所でした。森さんはルワンダの虐殺をその例にしていましたが、私はメディアが特定の人をバッシングしまくった挙げ句に、その人やその人の関係者が自殺してしまったという出来事を思い出しました。最近でも、死者は出ないまでも、メディアが特定の対象をバッシングしまくる光景はよく見られます。こういうバッシングやステレオタイプに同調せずに、多面的に物事を考えていくことの大切さを、森さんは強調しています。 「最近の子供は他人の痛みを知らない。だから平気で人を殺す」、「小児性愛者=性犯罪予備軍」、「団塊の世代=日本をダメにした連中」、「いまどきの若者は向上心はないくせに根拠なき自信とプライドを持つどうしようもない奴ら」などの差別的ですらあるステレオタイプが蔓延している昨今、多面的に物事を考えることの大切さを知る為にも、この本を読む価値は大きいと思います。
34 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
親子で読んで語り合って欲しい一冊,
By おたこはん (鹿児島県薩摩川内市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 世界を信じるためのメソッド―ぼくらの時代のメディア・リテラシー (よりみちパン!セ) (単行本)
中学生レベルで充分読みこなせる文章だが、内容は濃く、親子で読み考えをぶつけあいたい一冊。傍らにPCなんかをおいて、色んな情報を調べながら読むのもよし。改めて自身の価値観の危うさに気付かされた、とてもためになった一冊でした。
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