むかしクイズ・グランプリというテレビ番組がありました。なかなか本格的な問題ばかり、クイズ番組の王道だったと思います。ところがいまやクイズ番組というと、小学生並みの低レベルの問題を、非常識ぶりをきそうあうタレントたちが泣き笑いで答えて、視聴者はそれを「あ〜、ばかだな〜」としらけつつ眺めているものに成り下がりました。まったく情けない。でもこういう本を見ると、日本語読者の好奇心もその水準もまったく衰えていないことがわかって、うれしくなります。雑学の宝庫、王道。へえ〜の連続です。これでこの価格は、ほんとに安い。冒頭近くだけでも、砂漠を前進してゆくホータン川の姿を想像し、コンデンスミルクに注ぐベトナム・コーヒーがポット入りのジャスミン・ティーとともに出されることを学び、インドのライオン(虎ではなく)が上野とズーラシアに飼われていることを知って、もう大満足。デザインも、なかなかいい。ぜひシリーズ化してください。必ず買いますよ。