国際社会は弱肉強食のきびしい世界だ。いざとなればどの国も、自国の安全と繁栄を優先せざるをえない。戦後の日本にはそういった認識が欠けていたようだ。現実を無視して国家の繁栄も存続もありえない。その意味で、世界情勢を正しく理解することは大切なことなのである。
この本は本物の情報にみちている。384ページにおよぶ高山氏の体験と見聞は貴重だ。西洋諸国のあくどいこと!彼らが日本と日本人をどうみているかがよくわかった。「平和憲法を守りたい」人たちに読んでもらいたい。そろそろ日本人は、自らの見識をかたちづくってきた「情報」の棚卸しをする必要があるのではないだろうか。この国が六十年前、他国によって弱体化させられたことを思うとき、その重要性に気づくはずである。日本は明確な戦略に基づいて占領された。おしつけられた憲法が、日本人にふさわしいものだろうか。敗戦国の国民として考えるべきである。