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また、自衛隊のイラク派遣の是非や憲法9条問題、米国との同盟問題など、自分たちにかかわる判断を求められたとき、「わからないのでちょっと待って下さい」と言える勇気を持とうと提案している。
気配りの効いた大学の講義のよう。高校生や大学生、初めて国際政治に興味を持つ社会人にお勧め。巻末の手厚い読書案内がとても親切。
要するに、これだけの内容を日常語で、誠実さをもって書くことは
並大抵のことではない、ということ。
(ちなみに、値段設定にまで良識が感じられる)
(出版社のガンバリが見てとれる)
市民運動とか、NGOとか、そういうグルーピング
(有体にいえば、「サヨク」というグルーピング)
で括られるのはもったいない。
イデオロギー対立なんかを すっかりかすませてしまう
誠実な人間主義(ヒューマニズム)の宣言書だ、とみなしたい。
「平和」という言葉が揶揄される昨今の日本――
「甘っちょろいこと言っても、現実は、、、ねぇ?!」
そういう揶揄にもたしかに理由があるけれど、
偏見をもってしまう前に、こういう本はちゃんと読まれてほしい。
右も左も、意識ある人なら きっとうなずくところが多い。
もっともっと、広い範囲で話題になってよい本だ。
マイナーな出版社から出ているから、宣伝がゆきとどかないのかなぁ・・・
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