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世界の終わりの物語
 
 

世界の終わりの物語 [単行本]

パトリシア ハイスミス , Patricia Highsmith , 渋谷 比佐子
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

晩年のハイスミスが、自然界と人間のさまざまな崩壊の物語を綴った
生体実験の遺体を埋めたオーストリアの墓地に、異常繁殖する巨大キノコの謎。放射性廃棄物の処理に困ったアメリカ政府が打った秘策と、そのかげで起きた恐るべき事故。高級高層マンションを突然襲う、巨大ゴキブリの恐怖。おそろしく、おぞましく、そしてとびきり面白い、愚かな人間たちの物語。

内容(「BOOK」データベースより)

生体実験の遺体を埋めた墓地に、異常繁殖する巨大キノコ。大海原に展開する、クジラ対人間の死闘。放射性廃棄物の処理に窮した政府が打った秘策と、その恐怖の顛末。国連の援助委員会の入国にむけて、騒動がエスカレートするアフリカの独裁国家。高級高層マンションの巨大ゴキブリに挑む、人間たちの無力な戦い。福祉政策と介護施設によって生きつづける、200歳の老婆。保身に走るアメリカ大統領とその一派が引き起こす、地球終末の序曲…狂った自然と人間のさまざまな崩壊を、晩年のハイスミスが自由闊達にに綴った最後の短編集。おそろしく、おかしく、おぞましく、そしてとびきりおもしろい、世界の終わりの物語。

登録情報

  • 単行本: 284ページ
  • 出版社: 扶桑社 (2001/01)
  • ISBN-10: 4594030602
  • ISBN-13: 978-4594030605
  • 発売日: 2001/01
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 765,693位 (本のベストセラーを見る)
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On the outskirts of the small town of G- in eastern Austria lies a mysterious cemetery hardly an acre in size, filled with the remains of paupers for the most part, their places marked by nothing at all, or at best by tombstone fragments now all in the wrong spots. 最初のページを読む
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
形式:ペーパーバック|Amazonが確認した購入
著者の晩年の短編集です。1987年の英国での出版とクレジットされていますというから、著者がなくなる10年以内の作品のようです。題材はいくつかの国に分かれています。オーストリア、架空のアフリカの国、そしてローマ法王の南米訪問、しかし半分以上はアメリカを舞台としております。時代は明示されているものでは2090年を対象としたものもありますが、どれも1980年前後の世相に刺激を受けたもののようです。といっても、もはやその世相や事件を思い出すのが難しいといったところでしょうか?これらには、スリーマイル事件、ジンバブエの独立、ローマ法王への暗殺未遂、レーガン大統領の悪の帝国発言、イランをめぐるコントラ事件、といったところでしょうか。テーマはどれも著者ならではの陰惨なものです。どれが一番印象を受けたかというと、やはり"No End in Sight"です。これは齢200に達する老女の話です。舞台は近未来で、医学の進歩により決して死を迎えることのない老女の姿が陰惨に描かれます。この老女が示す死と生の本質の姿は単純な生命賛美というアメリカののポジティヴティンキングへの疑問を呈示するものでもあります。このような老年に至って、このような世界の描写へ挑戦した著者の心象風景は想像を絶するものですが、この世界の解明は別の作品を待ちましょうThe Talented Miss Highsmith: The Secret Life and Serious Art of Patricia Highsmith。解放の神学への共感を示唆した”Sixtus VI"はリベラル、patriciaの面目躍如といったところでしょうか。最後の作品でもあります”President Buck”の結末は、この種のnuclear exchangeを題材とした作品の常らしく、On the Beach (Vintage Classics)を彷彿させます。
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2 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
2011/6/23
形式:単行本
悪意に中って3編で読むのを止めた。

世の中(世界ではなく)を、可能な限り悲惨な形で崩壊させていく展開は、筒井康隆でよく読んだものだが、そのカオスを楽しんでいた筒井と異なりハイスミスからは「悪意」もしくは「呪い」のような感情が伝わってくるのだ。 しかも、かなり本気。

毒は薬にもなるというけれど、この毒は毒でしかない。お読みになる際には、取り扱いにご注意ください。
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