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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
独特の世界,
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レビュー対象商品: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) (文庫)
村上春樹の作品はこれが初めてです。これはファンタジーなのか否か?という何とも形容しがたい雰囲気の中で、独特の二つの世界が同時進行してゆきます。それと共に感じるのはこの物語全体を包み込む、清々しいような孤独感。 二つの物語がラストに折り重なる様は何とも言えない気持ちになりました。もの凄いメッセージが秘められているようにも思われ、ただ、一人の人間の中で世界が終わっただけのようにも思われる。読む人によって様々な思いを起こさせる。まるで詩のようです。 カラン、と音がするような乾いた孤独な世界の中には、想像力の源が詰まっています。
22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一番好きな春樹の作品,
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レビュー対象商品: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) (文庫)
同時進行する二つの物語、「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」、静と動の反対の世界。どんよりとした雲がたちこめる屋外を見ながら、ベッドの上でこの小説を読んでいたことを思い出す。「世界の終わり」の情景や匂い、ツ~ンとした空気の冷たさがダブってみえる程。 今から思い出すとまるで、夢の中で実際起こった出来事のようなリアルさを感じさせてくれる。村上春樹の作品の中では一番、フィクションの要素が強い作品だが、私にとっては、一番リアルな作品です。
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
意外な結末に、ほろ苦い後味が残る,
By 八本王 (タイ国バンコク都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) (文庫)
『世界の終わり』 と 『ハードボイルド・ワンダーランド』という一見何の関わりも無さそうな物語が交互に進行していく。前半では、『ハードボイルド・・・』 の摩訶不思議な空想科学世界と軽快なテンポのストーリー展開が楽しめるのに対し、『世界の終わり』 は暗く、静かで、退屈であり、読むのが苦痛ですらあった。 ところが一転、後半では 『ハードボイルド・・・』 が最後の一点に向けて収束して行くのに対し、『世界の終わり』 は突如として動き始める。 凍えるような冬の夜の図書館で 「夢読み」 の謎が解き明かされる場面の何と幻想的なことか。 また、門番から逃げるシーンなどは、手に汗握るほどの緊迫感がある。 そして意外な結末に 「なぜ?」 という疑問が残る。 この割り切れなさ、後味の苦さがあとを引き、強く印象に残るのである。 今や 『世界の終わり』 は、私の最もお気に入りの物語となった。
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