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この「紛争地ジョーク集」は違う.この著者はルポライターということだが、笑いにうるさい人でもあるのだろう。オチまでのテンポや言葉選びがうまくて素直に笑わせてくれる.この本の主題である「笑いと紛争の関係」も興味深かったが、やっぱりジョークは笑えてなんぼ。そういう意味でこの本はバランスが良かったと思う.
気に入ったのを1つ、かいつまんで紹介する。レバノンのジョーク。なお”アブ・アベド”とは、アラブ系ジョークの定番キャラクターだそうだ。
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朝の5時、ホテルのフロントに、宿泊客のアブ・アベドから電話がかかってくる。
「ホテルのバーは何時に開店するの?」「午後2時です」「じゃ、待ってるよ」
だがその後、アブ・アベドから何度も何度も、バーはいつになったら開店するのかと、催促の電話がかかってくる。フロントが音を上げて
「もう勘弁して下さい。ご希望のお飲み物を、お部屋にお持ちしますから」
「いやいや、そうじゃないんだ。昨晩酔いつぶれて、バーに閉じ込められてしまったんで、開店するのを待ってるんだよ」
しかし、笑いの世界の中でも日本は存在感がないですね。
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