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世界の歴史〈20〉近代イスラームの挑戦 (中公文庫)
 
 

世界の歴史〈20〉近代イスラームの挑戦 (中公文庫) [文庫]

山内 昌之
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

十九世紀、イスラーム世界は西欧の帝国主義により存亡の危機に陥る。明治維新前から列強の圧力を受け、やがて日露戦争を引き起こす日本の動きと無縁でない改革運動と近代化への挑戦の道を、現代イスラームの民族問題とつなげて綴る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山内 昌之
1947年、札幌に生まれる。69年、北海道大学文学部卒業。東京大学学術博士。カイロ大学客員助教授、トルコ歴史協会研究員、ハーバード大学客員研究員などを経て、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。イスラーム史・国際関係史、中東イスラーム地域研究を専攻。発展途上国研究奨励賞、サントリー学芸賞、毎日出版文化賞(二回)、吉野作造賞、司馬遼太郎賞を受賞。2006年4月に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 513ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/02)
  • ISBN-10: 4122049822
  • ISBN-13: 978-4122049826
  • 発売日: 2008/02
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hamachobi トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
文庫版の『世界の歴史』シリーズ第2弾。

10年以上前にも読んだのだが、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロからイラク戦争が勃発し、なお紛争中の今、読むとまた違った思いがある。

イスラムと西欧の関係は、この本に書かれている18世紀、19世紀から続いているものなんだ。特にロシアとチェチェンの紛争とか、話は知っていたが、この本を読むと根の深さが分かる。

それにしても、いかに自分がイスラムの歴史を知らないことか。確かに学校でも世界史は西欧の歴史が中心だったもんなぁ。と言い訳してもダメか。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ishilinguist トップ500レビュアー
形式:文庫
 世界史上輝かしい文明を誇ったイスラームであったが、物理的に強力になった西欧のインパクトを受け、危機に立たされた。その経済システムに組み込まれ、植民地化、半植民地化を余儀なくされたのだ。
 本書は、この危機に彼らがいかに立ち向かったかを論じる。なかなか日本人にはなじみがない地域であるが、山内先生の筆は啓蒙的でわかりやすく、目からうろこが落ちることが多い。彼らは近代的ナショナリズム形成を試みたり、政教分離をはかったり、あるいはイスラームの原理に復帰したり、対応は様々である。
 ある程度成功したものもあれば、苦難の道をたどったものもある。そして今日の紛争やテロなど問題の多くは今も続いている。それはどこか遠くの世界の話ではない。本書はイスラームと西欧、日本のいわば三角の視点から描き出し、問題を問いかける。
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2 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
「近代イスラームの挑戦」との副題であるが、「イスラーム世界の落日」の方が適当なのではないだろうか。 文化、軍事の両面でヨーロッパ世界を凌駕していたイスラーム世界であるが、1680年、オスマン・トルコの第二次ウイーン包囲網に失敗する頃から陰りが見え始め、以降、坂を転げ落ちるように退潮していく。 そして遂にはヨーロッパの帝国主義国家によって主権を奪われ、植民地とされていく、その「落日」の様、その原因が明かされる。 主題は大変興味深い。
一方、構成は、必ずしも暦年を追ってはおらず、ややわかりにくい。 盛んに当時の日本人による記録が引用されているが、歴史の流れを追うには返って邪魔。 末尾のイラン、ロシアの話はやや付けたりのような感じがする。 
主題は高く評価して「5」。 しかし、その書きぶりには無駄があり、これだけの事を伝える為には、もっと少ないページ数で可能と考える。 その分、総合評点は「4」とした。
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