シュメールの都市国家の形成からアケメネス朝ペルシアの滅亡までの古代オリエントの三千年をまとめたシリーズ第二巻。それぞれの国家の特徴を解りやすく書き分けてくれているので、読み進めやすい。また、考古学者たちの発掘にも簡単に触れているし、著者自身の専門であるという言語学に関わる部分は、詳しくて同時に全体を見渡しやすい記述になっている。
さらに、「ギルガメシュ叙事詩」や「死者の書」、そして「旧約聖書」の内容とその背景に触れている部分もある。特にメソポタミア地方の民族や国家の帰趨は旧約聖書を読む際の背景知識として役立つことは間違いないと思う。
他の多くの巻と同様に、読みやすくて面白い歴史本。