著者の自伝小説とも言えるこの作品は人口約900万人のスウェーデンで75万部も売れている。
舞台はスウェーデン北部、フィンランドとの国境に近いパヤラ村ですぐそこは北極圏という場所
だ。ここはトゥーネダーレンと呼ばれる地域で、スウェーデン語ではなくこの地方独特のフィンランド語(ミエンキエリ)を話す。
少年はある日一人の無口なニイラという少年と友だちになる。そのうち村の学校に入学するが、少年には殴り合いが付きものであった。ニイラのおばあさんが死んだとき、ニイラは葬式でアメリカから来たいとこからビートルズのシングル盤をもらう。ロスクンロール・ミュージック。
進学し噛みタバコをやり、性に興味を持ち、ロックンロールは彼らを虜にした。
婚姻の場面ではお互いの家族がサウナの我慢大会をやった。ネズミのしっぽを集めるアルバイトをやり、酒飲み大会が開かれ、ロックバンドが結成された。
男子の間で少年ギャング団なるものが作られ、やがて彼らは大人になっていく。
ばかなことをたくさんした少年もやがて大人になり、自分の青春時代を振り返る。
彼の青春時代はこうだったのだ。愚かなことも、セックスのことも、楽しかったことも全部まとめてこんな時代だったのだ。
この本を読んで自分の青春時代を振り返るのも良し、これから青春時代を迎える人には参考に(なればの話だが)しても良し。
とてもおもしろいので是非読んでほしい作品だ。