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世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス)
 
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世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス) [新書]

高田 純
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,029 通常配送無料 詳細
o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス) + 福島 嘘と真実―東日本放射線衛生調査からの報告 (高田純の放射線防護学入門シリーズ)
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商品の説明

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   本書は、被曝線量評価や環境放射線などを専門にする広島大学の教授が、世界各地の原発事故や核実験、核災害の現場に足を運び、地域の放射能汚染の現状を調査した報告書である。核災害に関しては多くの場合、地域住民の側から得られる情報は限られたものになってしまう。その点からも、住民の視点に立って「自ら測定した」という本書の報告は非常に貴重である。

   全体は2部に分けられており、第1部では、核災害の概要が核爆発、放射線被曝、核兵器実験、原子力発電・核燃料サイクルの4つのテーマから論じられている。科学的な側面の解説だが、放射線が伝わるしくみや被曝の遺伝的影響など、一般に関心の高いトピックスがわかりやすくまとめられている。

   第2部では、アメリカのビキニ水爆実験の被曝地であるマーシャル諸島、チェルノブイリ原発事故、東海村臨界事故の至近住宅街など、計6地域の調査報告がまとめられている。かつて致死線量の放射性物質が積もったマーシャル諸島ロンゲラップ島の回復の様子や、東海村の事故で住宅の方角によって被曝の高低が分かれたことなど、その内容はさまざまな意味で驚きをもたらしてくれる。

   報告のなかには、放射能に汚染されているにもかかわらずその土地に住み続ける人々の印象的な姿が描き出されている。著者はそうした住民にまず測定結果を知らせ、不安を取り除くことを調査の第一目的に据えている。これは核災害に関する情報開示のあり方をあらためて考えさせてくれるものだ。最後に「家族のための放射線防護」という自衛策もまとめられており、一家に備えておきたい1冊でもある。(棚上 勉)

出版社/著者からの内容紹介

「ヒロシマ」から世界の核被災地の人々へ、
祈りと励ましを込めた残留放射能測定レポート!

「70年は草木も生えない」と言われた原爆被爆地・広島、長崎は、みごとに復活した。では、20世紀後半、冷戦下の核兵器開発競争のために延べ2400回以上の核爆発実験が行われた実験場など、世界各地の核災害地周辺の核汚染と住民の放射線被曝はどれほどのものだったのだろうか?そして、その現状は?
緊急時に「あなたにできる放射線防護10の対処法」付

著書は、広島大学原爆放射能医学研究所の研究者である。米国の水爆実験の舞台となった南太平洋の島々から旧ソ連の核兵器実験場カザフスタンや、シベリアの核爆発地点周辺、原爆用プルトニウム製造所からの廃棄物汚染などのあった南ウラル、世界を震撼させた原子力発電所事故のチェルノブイリ、さらには臨界事故の東海村まで、自ら測定してまわった迫真の報告書。

登録情報

  • 新書: 288ページ
  • 出版社: 講談社 (2002/1/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062573598
  • ISBN-13: 978-4062573597
  • 発売日: 2002/1/18
  • 商品の寸法: 17.2 x 11.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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39 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書は全280ページ、
三部構成になっている。

◆第一部では、
広島への核攻撃の物理的現象とその影響に始まって、
「放射線被曝」とは何か、更に原子力発電についても簡潔に解説している。

◆第二部では、
筆者が自ら測定し、集積したデータに基づき、
米ソの核実験や原発事故による放射性物質飛散や、
周辺住民の被曝状況などを分析している。

◆最後の特別章では、
『万が一』の核災害において適切な行動をとり、
家族を放射線から防護するための「10のポイント」がまとめられている。

■■全体の構成としては、
まず、放射線とは日常生活でも一定量を浴びながら生活しているものであり、
「被曝すること」よりも「どのくらい被曝したか」が重要であるということ。

また、万が一被曝した場合でも、放射能の減り方には特徴があり、
防護のためのポイントを抑えるべきであること。

それらを踏まえたうえで、
核災害を調査する科学者・報道は、現地住民との信頼を保ち、
災害のために強い不安を抱いている人々に
正しい情報を提供することが大切だということ。

■■ベクレル・グレイ・シーベルト・毎時○○mSv(線量率)など、
多くの単位や数値が使われているので、
この種の情報に初めて接したときには面食らってしまったが、
本当に『万が一』の事態に直面したときには、
簡潔で心強いデータブックとなるであろう。

「一家に一冊」と言わず、「一人一冊」読み備えておくことで、
国の政策に欠けている「核災害に対する科学教育」を補う効果を持つ一冊だ。

☆各地の調査には、現地に到達するまでのちょっとした冒険や、
現地での食事などの交流風景も書かれており、かなり楽しい読み物でもある。
このレビューは参考になりましたか?
36 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 サブタイトル「自ら測定した渾身のレポート」が
示すとおり、ロシア、マーシャル諸島等を訪れ、放射
線測定調査を通して、住民と交流する模様が描かれ
ている。不思議なことに、この本には原爆関係の本
にありがちな「おどろおどろしさ」、読後に残る
「やりきれなさ」が全くない。
 著者は、自らが開発したポータブルラボを携えて現地

に乗りこみ、地元の人々と同じものを食し、池で泳ぎ、
時に酒宴を供にする。測定結果は正しく伝えられ、
多くの住民の不安を取り除き、明日への希望さえ与え
ている。測定結果のレポートであると同時に、被災
地にあって懸命に生きる人々のくらしを知る上でも、
貴重な情報が詰まっている。
 原子力技術の光と影を冷静に見つめ、被災地の環境<!P>!!調査の最前線で生き生きと活動する著者のその情熱が
伝わってくる。読んでいるうちに、被災地、たとえば
マーシャル諸島の人々のために、「何かしたい」、
「何かしなくてはいられない」、そんな前向きな気持ち
になれる1冊である。

このレビューは参考になりましたか?
33 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 伊雲
形式:新書
今回の福島原発事故で様々な単位や数値が出てきて、
本によって、そして研究者によって、あまりにもその結論が違うため、
原発関連の本を何冊が買って、いろいろと読み比べてみた。

その中で、この本をすすめるのは、
この本が「現場主義である」からである。
現実に様々な核実験場やチェルノブイリ、そしてJOCの事故現場にもいき、
現実に放射能の値を測り、その結果を発表している。

今回の福島原発の数値について、様々な数値が出ているが、
高田先生は、現実に被災地を、ガイガーカウンターなどを持って周り、
福島第一原発前にまで言って、放射能を測り、
その結果を雑誌WILL6月号に発表している。

そして、その結果、
現在の避難は「政府による風評被害である」と断言している。
現実に、一時帰宅をした人たちの防護服で、
除染が必要なレベルの人はいなかったため、
防護服無しでの帰宅が許可された。
そう考えるとき、「正しい知識で正しく怖がる」ということ、
そして「現場に行き、正しく情報を集め、正しく判断すること」の
大切さが改めて分かる。

今回の福島原発問題を考える上で、間違いなく基礎情報になる本である。
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