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世界の宗教と戦争講座 (徳間文庫)
 
 

世界の宗教と戦争講座 (徳間文庫) [文庫]

井沢 元彦
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)

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   著者は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、儒教の6宗教、それぞれの教義のポイントを簡潔にまとめ、宗教間、宗派間で起きた紛争理由やその争点を、独自の視点を交えて論じている。

   キリストの処刑を機に形成されたとされるユダヤ民族への根深い差別意識、布教の名のもとに侵略行為を黙認したカトリック、キリストを預言者と認めながらも他宗派を徹底して排除するイスラムの「原理」、神道と朱子学の違いが広げる日韓の溝、ボスニア紛争、バーミアンの石窟破壊、「味の素事件」などの背景に厳として存在する宗教的アイデンティティーや戒律…。こういったことから、宗教が違うということの意味とその対立の重みが伝わってくる。

   著者は、国際的に理解されがたい日本人特有の宗教的意識も指摘している。たとえば、「和」の精神からくる無原則な話し合い至上主義、「水に流す」という特異な価値観を外国人にも期待してしまうこと、「言霊」信仰からくるあいまいな契約態度といったものだ。

   本書は7年前に刊行された『井沢元彦の世界宗教講座』に加筆を施した改訂版である。取り上げられる内容にバラつきが見られたり、あまり脈略のないまま著者の持論が加えられたりする部分もあるが、難解な教義を話し言葉でわかりやすくまとめている点がありがたい。(棚上 勉) --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

世界の平和や世界の民族との協調を考えるには、彼らの宗教がどのようなものなのか理解することが必要である。それは同時に、我々日本人の宗教を把握することでもある。宗教音痴といわれる日本人の精神基盤に光をあてた格好の入門書。

登録情報

  • 文庫: 349ページ
  • 出版社: 徳間書店 (2003/07)
  • ISBN-10: 4198919062
  • ISBN-13: 978-4198919061
  • 発売日: 2003/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
世界の宗教の名前は知っていても、カトリックとプロテスタント、スンニー派とシーア派の違いは知らない、という人がほとんどではないでしょうか。
今まで、どの地域ではどの派だとかを地図上で見ても頭に入らなかったのが、この本を読んで頭に入りました。今後も混同することのないように整理されて。

そして、この本を読んでからローマ法王の死去とその後のコンクラーベの報道がありましたが、そのことが良く頭に入りましたし理解できました。

仏教の項は、著者の「逆説の日本史」で書かれてることの繰り返しになってるキライがありますが、それを抜きに、世界の宗教を理解し頭の中を整理するには格好の書です。

このレビューは参考になりましたか?
27 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By koz19
形式:文庫
各地でテロや紛争が頻発する昨今の世界情勢を受け、その主因のひとつである「宗教」という概念に興味を持つようになった方は多いと思われます。が、興味を持つようになったけれど、各宗教がいかにして生まれたのか、どのような教義で構成されているのか、なぜ戦争を引き起こす要因となるのか、といった各々の特徴をうまく整理・理解しきれていない、というのが多くの方の本音ではないでしょうか。

本書はまさにそのような宗教初心者が最初に手にとる本として最適な入門書といえます。「キリスト教」「ユダヤ教」「イスラム教」「仏教」「神道」「儒教」といった主だった宗教は一通り取り上げられており、単純に各々の特徴を解説するに留まらず、他の宗教と比較しながらその違いをわかりやすく解説してくれるので、非常にポイントをつかみやすい。

ただ、「キリスト教」「ユダヤ教」「イスラム教」「仏教」の個所はよくまとまっているのですが、それに比べ「神道」「儒教」の個所については筆者の主観がやや目立ちすぎる嫌いがあります。言霊信仰など面白い見解もあるのですが、逆に「あれっ」と思ってしまう見解もあり、読者側も本書の内容を冷静に仕分けしていく心構えが必要でしょう。

とはいえ、「宗教」についてのごく基礎的な知識をすばやく得るにはうってつけの本であることには間違いありません。より強固な宗教リテラシの構築のためには、本書を最初のステップとして、さらに他の宗教関連書籍を読んだり、日頃の事象を絶えずキャッチしていくことが肝要でしょう。

このレビューは参考になりましたか?
20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の関係が、
最も興味深い内容でした。
無知な私にとっても分かりやすく説明されていました。
また、大乗仏教・小乗仏教の違いや、
どのような経緯で日本に仏教が輸入されたのかについても
明快に説明されておりました。
世界の紛争を理解するには、宗教について勉強することが
不可欠であると痛感しました。

宗教に興味があるけど、よく知らないという方にとって
最適な入門書であると思います。

このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
読んだほうが良い
いかに宗教に対して無知なのか、
この本を読むと身にしみる。

それでも「教養」として知っておかねばなるまい。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: ahum
まあまあ
感心したところも多いのですが、他の人のレビューにもあるように、すべてを鵜呑みにして真実と思わず、どこか一片の疑いを持つ方が良いと思います。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: きょこたん
目からうろこ
宗教「講座」と称していたため、肩ひじ張って読み始めたのですが、とてもわかりやすくすらすらと読めてしまいました。なぜなら、... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: ぴか
曲学阿世
全体的に、誤解を招きかねないような表現が非常に多いです。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: 玉上
信心のある人間の一種である自分の発見ができました
宗教を学ぶ事は難しいです。僕もこれまでかなり失敗してきました。
それは「自分に宗教性がない」という誤った前提で学んできたからなのでしょう。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: さるるん
日本人が知るべきこと。
面白いのですらすら読めます。
日本人が宗教について学ぶことの重要性を感じました。
あと、世界情勢を理解するのに役立ちます。
投稿日: 20か月前 投稿者: miseka
とにかく分かりやすい!!
講座という名のとおり、平易な語り口での文章で
とても読みやすく、かつ理解しやすい本です。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/14 投稿者: ギダちゃん
国際社会において日本人は大丈夫か?
日本人は「和」の精神からくる無原則な話し合い至上主義。
この精神は仏教的や儒教的な考え方から来るものではなく日本独自のもの。... 続きを読む
投稿日: 2008/5/25 投稿者: もれしゃん
わかりやすい内容ですが
 平易な文章で読みやすい文章ですが、著者の略歴を調べると、すべてを鵜呑みにすることはできないと思います。少し、個人的な主観も強い印象もあります。... 続きを読む
投稿日: 2006/12/11 投稿者: fumika43
世界の文化、宗教、思想をざっくり押さえるのに◎
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、儒教の6つの観点から、世界を俯瞰する。... 続きを読む
投稿日: 2006/1/16 投稿者: 内田裕介
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