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世界の宗教がざっくりわかる (新潮新書)
 
 

世界の宗教がざっくりわかる (新潮新書) [単行本]

島田 裕巳
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

経済がグローバル化し、科学が進歩した世界においてなお、宗教の存在感は増す一方である。宗教を知ることなしに、政治や経済、事件の本質を理解することはかなわない。しかも、ひとつひとつの宗教を別個に捉えていては何も見えてこない。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教等、それぞれの歴史、教義、関係性を一気に学んでこそ、私たちは全体像を得ることができるのだ―現代人のための宗教ナビゲーション。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

島田 裕巳
1953(昭和28)年東京生まれ。宗教学者、文筆家。東京大学人文科学研究科博士課程修了。日本女子大学教授、東京大学特任研究員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 221ページ
  • 出版社: 新潮社 (2011/04)
  • ISBN-10: 4106104156
  • ISBN-13: 978-4106104152
  • 発売日: 2011/04
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
現代日本における「ざっくり」宗教学の権威である著者が、世界の代表的な宗教について平易に解説した本である。ユダヤ・キリスト・イスラムのセム系一神教、仏教を中心としたインド系宗教、中国文化圏における宗教・道徳、日本の宗教史について、最新の研究成果や議論は必ずしもふまえてはいないが、一般常識的にはこの程度で通じるだろうというレベルの語りを示している。
特定の宗教や信仰に決してくみしない宗教学、それが著者の目指すところであるという。どんな宗教についてもフラットに淡々と述べていく文章は、その目標へのかなりの忠実さを感じさせる。日本人の「無宗教」は実は多様な宗教の共存を許容できる懐の深さを意味するのではないか、という議論を近年しばしば見るが、この日本的な「無宗教」性を最も見事に体現している宗教論者が、この著者なのかもしれない、とふと思った。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 「世界の宗教がざっくりわかる」とのタイトルどおり、世界の宗教を次のようにグルーピングしながら解説しています。
 1 一神教の系譜・・・・一神教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)、東西をつなぐ二元論的なイランの宗教
 2 アジアの宗教・・・・バラモン教、仏教、ヒンズー教、儒教など
 3 日本の宗教

 私は、当初、「新書221ページで世界の宗教を記述するのは無理ではないか」と思っていましたが、読んでみると、それぞれの宗教の歴史的な経緯や相互にどんな影響を与えながら現在に至っているかが書かれており、一定、興味深く読むことができました。「個々の宗教を深く知る」という本ではなくて、「宗教相互の関係性や相違点を概括的にみる」という本だと思います。
 また、たとえば「キリスト教は一神教と言われているが、三位一体の考え方がとられていることや、マリアや聖人を崇拝することで多神教的な要素を取り込んでいる」のように、「キリスト教=一神教」のような単純な図式を排する解説も加えています。

 宗教の本をそれなりに読んだことがある人にとっては、びっくりするような斬新な視点は書かれていませんが、上手にバランスよく世界の宗教について記述しており、なかなか好感が持てる本です。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
本書はイタリアの宗教学者ミルチア・エリアーデが書こうとしていた
「数日中に読み終えることができるような短く簡明な(世界の諸宗教)の著書」で
「一気に通読すれば、もろもろの宗教現象の基本的統一性と、同時にそれらの
 宗教的表現の汲みつくし得ない新しさがあきらかになる」
という本を、新書で実現しようとした意欲的な本である。

キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教、仏教などを俯瞰しながら
3つの問いを立てている。
・一神教と多神教は対立するか。
・仏教はなぜ、ヒンズー教に負けたのか。
・日本人は「無宗教」か。

どれも大変魅力ある問いであるが、そこに関しては、本書の中に「答がない」
あるいは、書いてはあるが「私には理解する能力がない」のどちらかなのである。

性急に答を求めてはいけないものなのかもしれない。
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