世界各国の奇妙な法律、不思議なルール。この種の本はさまざまな版元から一定の周期を措いて刊行されている。興味の底辺には、国情や習慣の相違などのカルチャーギャップがあるわけで、同工異曲であってもそれなりに面白い。最新版はさすがに、06年、オーストラリア議会が法制化した「ワニは魚である法」(食肉として流通させるための苦肉の策)など最新の“珍法”が盛り込まれ、ネタは無尽蔵と思わせる。下ネタも少なくないが、人間の生の根源と法は表裏一体ということか。前書どおりに、民俗学や文化考現学にまで届いていれば、★はさらにプラスだった。“法”という言葉で敬遠せず、気楽に読める“雑学本”としてオススメ。