内容紹介
現在、世界のスマートフォン市場は、iPhone人気を契機として、それに対抗するAndroidを中心に、急速な成長を見せている。それゆえに競争も激しく、アップルがAndroid端末製造で台頭するサムスン電子やHTCを特許侵害で提訴し、最新機種の市場投入を阻止するなど、特許紛争がスマートフォン市場の発展の足かせになる可能性も否定できない。また、インターネット利用を前提としたスマートフォンは、現在、先進国のハイエンドユーザーを中心に広がりを見せているが、今後はスマートフォンの低価格化により、これまでインターネットを利用する機会に恵まれなかった途上国にも急速に普及し、世界的なインターネット普及率の向上に寄与するものと思われる。
本報告書は、このように急速に普及するスマートフォン市場について、世界的なトレンドを整理し、とりまとめたものである。
《第1章》世界市場の全体動向
本報告書の総括として、スマートフォン/タブレットの世界市場を概観するとともに、特許紛争など激しさを増すOS間競争や、アプリケーションストアの最新動向について整理しています。
《第2章》各国のスマートフォン市場の動向
主要9か国(米国、英国、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、韓国、中国、インド)について、モバイル通信市場の概況とスマートフォン/タブレット普及動向について解説しています。
《第3章》世界の端末メーカーのスマートフォン戦略
主なグローバルメーカー10社(アップル、RIM、ノキア、モトローラ、サムスン電子、ソニー・エリクソン、HTC、LGエレクトロニクス、ZTE、ファーウェイ)の経営戦略や事業概況をとりまとめるとともに、スマートフォン/タブレット戦略について解説しています。
《第4章》世界のモバイルキャリアのスマートフォン戦略
主なグローバルモバイルキャリア12社(ベライゾン、AT&T、ボーダフォン、オレンジ、Tモバイル、テレフォニカ、テレコムイタリア、SKテレコム、チャイナモバイル、シングテル、ハチソン、テルストラ)のスマートフォン/タブレット導入状況やサービスの展開状況についてとりまとめています。
《第5章》世界のスマートフォン向けサービス・コンテンツ動向
ソーシャルネットワークやモバイルTV、電子書籍をはじめとするコンシューマー向けサービスから、テレマティクスや地理情報、モバイル行政や遠隔医療をはじめとする公共・ビジネス系、金融・決済系まで、さまざまなスマートフォン向けサービス・コンテンツの最新動向を解説しています。
《第6章》スマートフォンをめぐる課題
トラフィック問題やネット中立性などネットワーク問題から、セキュリティ確保や著作権など利活用上の問題、ユーザー側の問題や端末流通の問題、特許問題まで、スマートフォンをめぐる課題について幅広く解説しています。