ベストセラー「世界の日本人ジョーク集」の著者によるイスラム・ジョーク集の文庫化です。彼の地でのジョークを通じてイスラムの日常生活を紹介するのが本書の狙いです。「世界の日本人ジョーク集」のように笑える本ではなく、もう少しシリアスな感じがします。ジョーク自体に笑えるモノはそれ程多くはありません。笑いのセンスとビミョウに違うから?(中には興味深いものもありました。フセインネタ、ブッシュ・ネタなどの政治家ネタも結構楽しめる)「世界反米ジョーク集」「世界の紛争地ジョーク集」の感じに近いので、これらの本がお好きな方は本書にもスンナリ入れると思います。
本書を通じて、国内ニュースや教科書だけでは伝わってこないイスラムの世界が垣間見えます。著者のイラク入国(フセイン政権末期)で、見張り役の役人が意外と人間味溢れているのも興味深かったです(→イラク戦争後、この役人達はどうなったんだろう...)。 本書を読み通すと、イスラム社会に関して少なからず偏見を抱いていた自分に気付き、少し恥じ入った次第です。(-_-);; 本書を読めば、イスラムについて今までとは少し違う視点でも見ることができるようになれると思いますょ。