まず、本のタイトルは内容全体を表していません。世界のお金持ちがどこに投資しているかというくだりも数ページはありますが、目新しい分析や考察もなく、ありきたりの総論的な話で終わります。政治や経済に関する様々なトピックについて菅下氏の見方や予測が書いてあり、例えばTPPに対する氏の見方など参考になる点もあります。ただ、経済予測に関しては、テクニカル分析以外にあまり市場の分析に基づいた論理的考察は見当たりません。さまざまな点に関して楽観から、悲観および超楽観シナリオまでいろいろ書いてあるので矛盾点もあるけど半分は当たるだろうなという類いのものです。予測が当たった部分を引用して、次回の著作でまた「世界経済は私が予測したとおりに動いている」とか書くんでしょうね。