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世界と日本経済30のデタラメ (幻冬舎新書)
 
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世界と日本経済30のデタラメ (幻冬舎新書) [新書]

東谷 暁
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

未曾有の危機に陥った世界経済。元凶は、ヒト・モノ・カネの歯止めなき自由化で世界を投機市場に変えた、経済のグローバル化であるのは明らかだ。にもかかわらず、わが国のエコノミストや政治家は「サブプライム問題は決定的な原因ではない」「日本はまだまだ構造改革を進めるべきだ」「もっと公共投資を削り、公務員を減らし、民営化を進めるべきだ」などのデタラメを垂れ流す。緻密なデータ分析とロジックで絶大な信頼を得ている経済ジャーナリストが、亡国の虚言・妄言を徹底論破。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

東谷 暁
1953年、山形県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ビジネス誌・言論誌の編集長等を経て、97年よりフリーのジャーナリスト。事実を緻密に検証した分析には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 201ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2008/11)
  • ISBN-10: 4344980999
  • ISBN-13: 978-4344980990
  • 発売日: 2008/11
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じゃが〜 トップ500レビュアー
形式:新書
 常識っぽいものは一度定着してしまうと中々払拭されないものである。この本は、経済に関連した思い込みを打破するために書かれている。

 「日本は公務員が多すぎる」という意見には、人口1000人あたりの公務員数は日本が先進国中で最も少ない部類に入ることを説明している。マスコミや政治家は役人を叩けばウケが良いから官僚叩きをするが、本当にこれ以上減らして大丈夫なのかと疑問を呈している。
 「日本の労働生産性は低い」と言う意見もあるが、アメリカの労働生産性が高くなったのは従業員解雇のためである。
 「労働人口が減るから外国人労働者を1000万人受け入れよう」というアホな議員もいるが、養う人口も減るのだから、一人あたりの所得は変わらないようにすれば良い。国家としてのGDP順位を意識する必要は無い。

 その他、「不況対策にバラマキは効果がない」、「公的年金はいずれ破綻するから保険料は払い損」、「インターネットの集合知を活用すれば未来は明るい」など、世間に流布している説を否定している。

 著者の説が全部が正しいとは限らないかもしれないが、毎日繰り返し報道される適当なニュースの断片だけを鵜呑みにしない必要性は感じた。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By daikid
形式:新書
マスメディアの報道を信じ込んでしまうことって多くないですか?
著者は、思い込みの多い30の事例を挙げながら、自分で考えることの重要性を説いています。
たとえば、「今の不況は構造改革を後退させたから」
本当にそうなのでしょうか?

著者の示す論拠が正しいとは限りませんが、メディアの報道を疑い検証する助けにはなるでしょう。

思い込まず、信じ込まず、自分で考えること
当たり前のようですが難しいことですね
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
著者は経済を語る人物の過去の発言を含めていかにデタラメな論が多いかを指摘する良識なレフェリーだと思う。しかし「デタラメ2」のアメリカの30年代の大恐慌についての評価は疑問。東谷は「34年には財政赤字が29億ドル、36年には31億ドルで2億ドルの伸びでしかない、したがってルーズベルトはケインズ主義者ではない」、としているがこれはテミン=ローマー論文の間違った解釈であり、歳出の裏側にある歳入、つまり税収の急拡大により赤字が拡大してないだけである。実際同時期に65万マイルの高速、12万本の橋、12万の公共施設、8千の公園、850の空港が建設され、同時期のアメリカの銀行全てを足したのバランスシートをみれば、公的部門信用のみが急増してマネーサプライを支え、また所得税申告も増加していた。まさに大きな財政出動があったのだ。(これに関してはR.クーの「陰と陽の経済学」の3章を)

「デタラメ6」にも違和感あり。「上げ潮派」批判の文脈で日本の累積赤字は「90年代の財政出動だ」とし、さらに消費税必要論を展開している。累積赤字は「短期的継続的な財政出動を行わなかったゆえ、税収減が長期に渡ってしまったこと」が最大の原因。これは貞廣の「戦後日本のマクロ経済分析」でも実証されているが、こっちのロジックの方が納得できるはず。

本書で読ませるのはデタラメ9〜30までの時価会計、株主重視経営、民営化礼賛、公務員の数、医療、所得格差、燃料電池、水資源、労働生産性、IT・ネットワーク、そして岩田規久男の「米系エコノミスト鵜呑み解釈」と「その経済学に向いてない人間性」が最後の章で暴露される。実に発見のある新書だった。最後にPHPから出た著者の近著「世界金融崩壊七つの罪」も非常におすすめです。
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