著者自身が、コンサルティング会社で企業国際化のサービスを
行う立場なので、論調が「グローバル一色」になることは当然だが
日本企業が著者の言う「グローバル化」すれば、問題がすべて解決する
わけでもないとは思う。
必要なツールは手に入れて、もともと日本企業が持っている良い性質は
より強化・維持される方向こそ正しいと感じる。
グローバル化はツールであり、その核となる「価値」がなければ
人材が国際化しようが無意味だから。
またグローバル市場での「経営者」が高額報酬であることは
よく認識されるべきだと思う。日本の学生もそのポジションを目指す
気骨ある若手として育てれば、新しい日本人像が出来上がるかもしれない。
現場のビジネスマンも危機感を持たなければいけないが
この本を読んで、さらに強い危機感を持って欲しいのは
「日本の教育界」だと思う。
今の学生は、さらにグローバル化された世界で、日本以外の市場を
獲得してビジネスを出来ないと確実に苦境に立たされる。寝ぼけたことを
言っている日本人教師、日本の学校教育こそ、この本で意識を変えるべきだ。