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世界で最も危険な書物―グリモワールの歴史
 
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世界で最も危険な書物―グリモワールの歴史 [単行本]

オーウェン デイビーズ , Owen Davies , 宇佐 和通
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

古代文明から中世魔女裁判をへて、新大陸アメリカまで…さまざまな時代の人間を虜にしてきた、ある書物の物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

デイビーズ,オーウェン
ハートフォードシャー大学教授。社会史専攻。社会学的手法に民俗学的要素を加味した独自のアプローチで、魔術および魔術書の歴史に関する包括的研究を行っている

宇佐 和通
1962年東京生まれ。東京国際大学卒業。南オレゴン州立大学経営学コース修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 503ページ
  • 出版社: 柏書房 (2010/07)
  • ISBN-10: 4760138420
  • ISBN-13: 978-4760138425
  • 発売日: 2010/07
  • 商品の寸法: 21 x 15.2 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By onyoko
形式:単行本
グリモワールは端的に言えば魔導書のことです。
「世界で最も危険な書物」とタイトルがありますが、このタイトルに魅かれて読むと後悔するでしょう。
そんなスリリングなものでなく、この本はあくまでも歴史の本です。
びっしりと詰まった文字でページ数も400以上あります。
淡々と参照資料から抽出されたグリモワールの世界史が書き綴られています。
個人的に速読の練習も兼ねて読みましたが、かなりのボリュームで疲れました。
この内容については面白く思うか思わないかは読み手の責任です。
おそらく著者は読者を面白がらせようという趣旨では書いてないでしょう。
この手の知識があり興味がある人には貴重な内容だと思います。

何かしら魔術の実践面で期待する人には役には立たないかもしれません。
議論になりがちの魔術書としての効力や正統性の歴史的検証が主目的ではなく、
この本の語る歴史はグリモワールが如何にコピーされてきたか、
どのようにバリエーションを膨らませてきたか、どのように禁書扱いなり、
魔術の実践者が如何に処罰、魔女狩りなどの対象になったかの歴史であるからです。

グリモワールがどのような歴史を辿ってきたかを詳細に知るには最適だと思いますが、
この膨大な一連の内容を整理して記憶に留めるのは一苦労で、
いっそのことWikiのグリモワールの内容で満足してしまうのも手だと思います。

グリモワールは西洋の一種のサブカルチャーであり、国家宗教であったキリスト教に対するカウンターカルチャーでもあったし、
おまじないや土着の信仰、古代宗教でもあったわけですが、どうしても、過激な方向に行ってしまう人々がいて禁書扱い、
規制の対象になってしまいます。なんか最近の日本の同人誌なんかと重なる印象も持ちました。

さて、個人的には終盤の章を読んでくると、最近のアメリカから発信されてくるスピ系の文化もどこかグリモワールと重なる系譜が
ありそう気がしてきて興味深くなってきましたが、それはそれで別途調べたり、他の書籍を当たることが必要だと思いました。
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