1.内容
心から幸せを感じるにはどうしたらいいかを書いた本。パート1においては、過去、現在、未来において、どのようにすればいいかが書いてある(キーワードだけ書くと、過去は感謝、容認、忘却、未来は希望と楽観、現在は快楽と充足感との違いを理解し、充足感を満たす生き方をする)。パート2においては、6つの美徳を紹介し、それを基にして24種類の強みを示し、読者がどのような強みを持っているかを知り、それを生かすことを提言している。パート3においては、人生の大きな3つの局面である仕事、愛情、子育ての状況において同強みを発揮するかという実践的な内容と、まとめ。
2.評価
著者が提示した考え方、方法論は、素晴らしいと思う。巷で「ポジティブ心理学」が流行るのが良くわかる。また、何でもポジティブにすればいいという安直なことではなく、バランスも良い。それはいいのだが、(1)著者は環境を変えられるということを強調するあまり、環境がそれなりに人間生活に及ぼす影響を軽視しかねない(著者は言っていないはずだが、ネガティブに考えるのはお前が悪い!となりかねない)、(2)そもそも著者はうつ病の研究から思索を深めているが、うつ病・状態のときは、投薬治療や体のケア(有酸素運動など)なども方法論として有力だと思うので、この本だけに傾倒しない方がよい、以上2点により、星1つ減らし、星4つとする。