『世界ぐるっと朝食紀行』(2007年)に続く第二弾。
著者は写真家/エッセイスト。
本書には、ヨーロッパを中心に、アジア、オセアニア、アメリカへの旅行記が収められている。旅の風景のなかで、その土地の酒と食べものが取り上げられるといった感じであり、酒について詳しく書かれているわけではない。
イタリアで借りていた家の庭で摘んだタンポポを使ったタンポポ酒と、大家の母親のこと。フィリピンでふと知り合った女性と飲んだサンミゲールというビール。ニュージーランドでマオリの青年とまわったバーでの苦い体験。父親がウルカでいっぱいやるのが好きだったこと。
どれも情緒があり、余韻を残す。
カラー写真がふんだんに使われているのも嬉しい。