とても読みやすい。
大きな字、かつ簡単な口語で書かれているので読みやすい。ただ、値段の割りに内容が少ない気がする。7話からなっているが、一章:台湾の「八田興一」、四章:イギリスの「工藤俊作」は有名で様々な本に書かれているので、他の人を選んで欲しかった。小中学生が読むには良い本だと思う。
下記、個人的な感想。
二章、ギニアでは地図を元に発展できたのであろうか?ギニアでのその後が気になる。
三章、私財をなげうってインドでの植林活動を成功させたのに、緑の革命によって緑が破壊されていくのは悲しい。歴史をみていくと、日本が手がけていったものを中国やアメリカなどが破壊、略奪していくのが基本。現在の世界は資本の名の下、美辞麗句に彩られて分かりにくいが、他国の富を奪っていくものだ。最終的には破滅・破壊しかの残らないと思う。
五章、この本に書かれているように日本がロシアに対して行った捕虜はとても誠意に満ちたものだった。しかし、ロシアが日本に行った事は言葉で言い表せないぐらいヒドイ。その当時日本女性に行われた手記を読むといたたまれない気持ちになる。幼い子が犯され、胸がえぐられ、股が紫に変色している死体の山が運ばれているのを見て、女性はこのように戒められるのかと昔読んだもの忘れられない。
六章、安達峰一郎の話で日本が開戦の道を歩む過程を書いている。リットン調査を元に日本の行動を非難しているが、そもそもリットン調査そのものが有色人種差別(日本差別)で構成されている。日本が平等な世界を目指しているのに、皆が植民地で利益を得ようとしているため、巧妙に書かれた報告書だ。確かに世界からしたら、白人至上主義で植民地当たり前なのかもしれないが、日本人が書くのだから、日本人視点からリットンについても書いて欲しかった(ただ、これは国際司法裁判官の安達について書かれているから難しいかもしれない)。
七章、ララ物資については今からでも在留邦人による支援が大きいことをPRすべきだろう。その善意がアメリカを憎まないようにGHQによって操られていたのは腹立しい。