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おかしくなる日本。それは自分たちが選択してきた結果でもある、という自覚は自分にはなかなかない。でも、日本は変になっている。彼の“ちょっと待てよ!”は、貴重だ。
この本売れているのかな?売れてほしいなあ。
テレビには『イラク攻撃』を声高に叫ぶ人が映し出される。
その人たちはその意味を理解しているのか?
「あなたはイラクに核兵器があるのを見てきたのですか?」
「イラクを攻撃するということは、
私たちと同じような立場のイラクの人が死ぬことになりますよ?
それもある意味テロではないですか?」
もし日本がイラクの立場だったら、こんな理不尽な話はないだろう。
テロで家族を失った人が言うならまだしも、
他国の赤の他人に「殺せ」と言われていることを考えると、憎悪の念すら湧くはずだ。
だが、その疑問はマスメディアによって麻痺させられている。
誰かの意思で脚色された意見を、誰もが自分の意見だと信じ込んでいる。
自分の発した言葉の意味に無自覚だ。
報道は決して客観的な意見ではない。
リアルタイムで自分自身が見ていない限り、
もうそれは他の誰かの感情によって脚色されている。
私もよくそれを忘れがちだ。
この本は、そんな大多数が『異常』な意見をもつことによって、
『異常』を『正常』と捉えてしまう私たちの麻痺した感情に、
見事に波紋を広げて、弛緩してくれる。
感情は弛んでいるくらいの方が柔軟だ。
この本を手にとって、早いところ硬い感情を捨てた方がいい。
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