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与謝野晶子歌集 (岩波文庫)
 
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与謝野晶子歌集 (岩波文庫) [文庫]

与謝野 晶子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

『みだれ髪』で明治の歌壇に新しい流れを導き、文学殿堂に「黄金の釘」を打ちつづけた与謝野晶子(1878‐1942)の歌は、近代を最も近代的に生きた一人の女の軌跡を、余すところなく語っていて感銘深い。本書は、昭和9年までの全歌集から自選した2963首に加え、晩年の歌集『白桜集』より秀歌百首を追補した。

登録情報

  • 文庫: 381ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (1985/11/18)
  • ISBN-10: 4003103815
  • ISBN-13: 978-4003103814
  • 発売日: 1985/11/18
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
馬場あき子氏は解説で、「・・・(夫)寛の死後、晶子の詠む歌は、あらゆるものが挽歌になった。万葉以来の女の挽歌がなぜか愛の歌となりやすかった伝統のままに、喪失したものの深さを、愛をもって埋めるかのように、一切のものが歎きの深い律とともにうたい出されている。・・・」と述べている。古い歌人という印象に比べて、歌は現代の感性に通じているし、寧ろ現代に先行していたと大胆に言えるのではないだろうか。いくつか歌を引用しよう。

やは肌のあつき血潮に触れも見でさびしからずや道を説く君

何となく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜

牡丹うゑ君まつ家と金字して門に書きたる昼の夢かな

やはらかき少女が胸の春草に飼はるるわかき駒とこそ思へ

半身にうすくれなゐの羅のころもまとひて月見るといへ

思ふ人ある身はかなし雲わきて尽くる色なき大ぞらのもと

さきに恋ひさきにおとろへ先に死ぬ女の道にたがはじとする

男きて狎れがほに寄る日を思ひ恋することはものうくなりぬ

十月は思ふ男の定まれるあとの如くにのどかなるかな

おのれこそ旅ごこちすれ一人ゐる昼のはかなさ夜のあぢきなさ

わが閨を鼠走る音ききて身の棄てられしはてと思ひぬ

春の水君に馴れたるこころともわが思ひとも見ゆる夕ぐれ

青空のもとに楓のひろがりて君亡き夏の初まれるかな

いつとても帰り来給ふ用意ある心を抱き老いて死ぬらん

わが閨に波の音添ひ浦島が子になりしごと寂しき一夜

信濃より今立ち去ると言ふきはに君を悲しむ初めの如く
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形式:文庫
与謝野晶子、というと、誰もが国語の時間に学んだのではないかと思います。
教科書で紹介されていたのは、ほんの数首であり、
こうして著者自身が編纂した歌集をまとめて読む機会は、
とても少なかったのではないかと思います。
学校を卒業してみれば、心に残る文学がたくさんあり、
国語の教科書を離れて、文学に触れることになります。
短歌は三十一文字の短い文学であり、
一首一首を、ゆっくりとかんで含めるように味わうことになります。
この本は文庫サイズであり、
バッグのなかにそっと入れておいて、
ちょっとした合間に、公園のベンチで、一首を味わう、これも愉しみです。
女流歌人として完成したようであった与謝野晶子が、
デビュー当初はまだ拙さも残る初々しさで詠んでいた歌、
心の揺れ、文学への迷いまで、表れている、歌集。
大切にしたい、心の宝石のような本です。
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良い本だ 2011/11/16
形式:文庫
まるで与謝野晶子さんが金属の骨格を身に纏っているようだった
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