恋愛小説の決定版の「源氏物語」。この頂は遠いですね。上巻読了後の感想は「あまりよくわからん」。でも我慢して読んでいくと、解らないなりに解ってくるののですから不思議です。本作は光源氏の誕生から、左遷され須磨、明石から戻ってくるあたりまでの話です。恋愛遍歴中心のまさに「恋愛小説」。この世界観にはまる心理はわからないでもありませんが、いわば「やんごとなき」人々の恋愛話であり、現実感はありません。でもその空想のもっと奥に突っ込んでいっているからこそ、これだけ長きに渡って、世の女性達の心を掴み続けるのでしょう。でも下々のしがないサラリーマンは連休中にしか読めません。連休後は現実が待ち構えているのですから。個人的にもちょっとした現実逃避です。