義家は、複雑な家庭環境の中で傷つき希望を失った不良少年だった。北星余市高校でのひとつの出会いまでは。先に生まれただけで威張り散らす「先生」ではなく、教え導いてくれる「教師」との出会いが、不信感や絶望で固められた著者の心を溶かしていった。現在、義家は母校の「教師」となり、かつての自分がしてもらったように、心傷ついた子どもたちに自分自身をさらけだしてぶつかっていく道を選択した。本書は義家の自伝であると同時に、一つひとつのエピソードが読むものを引きつける物語でもある。
本書のテーマは「夢」である。著者は、不良少年だった頃には抱けなかった自分自身に対する夢を、恩師との出会いによってはじめて抱けるようになった。夢を抱けるように、自分自身を信じられるようにと、がむしゃらなまでに子どもたちに向き合う義家の真摯かつあたたかい姿勢が伝わってくる。
本書の舞台である北星余市高校については、生徒たちの写真と文章で構成された『いま君が輝く瞬間』、十年以上取材を続けたテレビディレクターによるルポ『よみがえる高校』などの本がある。本書と合わせておすすめしたい。(山下聖隆)
複雑な家庭環境から屈折した少年期を過ごし、中学時には、既に札付きの不良になっていた著者。教師への暴行事件により、高校から追放された彼は、同時に家からも絶縁され、児童相談所を経て里親に引き取られた。そんな彼に手をさしのべてくれたのは北の小さな私立高校だった。そして、一人の教師との出会いが彼を変えることになった。
全国から高校中退者、不登校生を受けいれている、北海道北星学園余市高校。
少年は、初めて心から信頼できる教師に出会い、初めて夢を持つことができた!
北星学園の十五年を追ったドキュメンタリーは、北海道放送で制作され、地方制作の番組としては異例の、ゴールデンタイムの全国ネットで放送されました。
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人を信じられないまま大人になってても、なかなか修復できないですから。
傷ついたまま大人になった人、そうでない人も、きっと共感できると思います。
是非、読んでみてください!!
障害がいくつもあったからと言って、簡単に夢をあきらめちゃいけないんだな...って思いました。
生死をさまよう様な事故にあっても、奇跡的に回復されたという義家先生。
生きてこの本を書いてくれてありがとう!
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