ぼけて老人介護施設にはいらなくても、老人は昔から不良品として扱われてきた。
まず、自分が不良品であることを自覚せよ。
不良品とはいえ、ポンコツの粗大ゴミではない。
俳人の芭蕉は「不易流行」という理念にたどりついたが、変わらない「不易」という信念と、変化しつづける「流行」に身をまかす、という矛盾した考えは、私流に解釈すると「不良になる!」ということだ。
「不良定年」は自分のルールを持たなければならない。
会社の中で束縛されてきたモラルに代わって、自分なりに考え、それを実践する。
思いつつままに上げると、
1 約束した事は、呆れて忘れる(老人の常習)
2 借金も、呆れて忘れる(これも常習)
3 妻の貯金を降ろして使う(当然の権利)
4 いっさいの謙遜をしない(昔のまんま)
5 妄想に生きる(想像力を喚起する。俳句もそのひとつ)
6 名声を求めない(なにをいまさら)
7 不機嫌をよしとする(だってそうなんだもの)
8 若い者はだます(手練手管で)
9 子はちょろまかす(お手のもの)
10 反社会(反骨の精神を忘れずに)
11 風とともに生きる(危ないときは、ひらきなおって逃げる)
12 競争しない(わが道を行く)
(以下延々100項までつづきます。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
わが道を生きる不良定年・嵐山光三郎氏がぶんぶんうなる。
饒舌にして、簡明。おちょくるようで、真理。
人生はかほどにおもしろく、深かったのだ。
妙に肩の力が抜けるとともに、生きていてよかった、とむらむら元気がわいてくる本。
つづきはどうぞ本書で。
--このテキストは、
単行本
版に関連付けられています。
登録情報
|
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|