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不良債権処理先送りの合理性―邦銀および当局の行動に関する検証
 
 

不良債権処理先送りの合理性―邦銀および当局の行動に関する検証 [単行本]

塚崎 公義
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

不良債権先送りは間違っていなかった!

バブルは、1980年代後半の日本で生じた後も、1990年代後半の米国のITバブル、
2000年代央の米国の住宅バブルの発生など、決して稀有な事例とは言えなくなっている。
それらのバブルが崩壊した後、例えば1990年代の邦銀は不良債権処理を先送りしてきた
と言われている。当局も、これを容認あるいは黙認してきたと言われている。

その理由は、研究者の間では、銀行経営者などの保身にあるとの説が有力である。また、
不良債権処理の先送りが日本経済の低迷を長引かせたとの説も有力である。しかし、不良
債権処理を先送りしなかった場合と比較して、先送りの影響が論じられたことはなかった。

本書では、マクロ経済に対する不良債権の影響について、豊富なデータを用いた分析・
検証を行い、不良債権処理の先送りは、結果として日本経済を急落の危機から救ったことを
明らかにする。また日本の不良債権処理先送りが合理的であったことが、住宅バブル崩壊後
の米国との比較によって明らかにされる。

内容(「BOOK」データベースより)

不良債権処理の先送りは間違っていなかった!マクロ経済に対する不良債権の影響について、豊富なデータを用いて分析・検証する。

登録情報

  • 単行本: 174ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2011/6/17)
  • ISBN-10: 4492654437
  • ISBN-13: 978-4492654439
  • 発売日: 2011/6/17
  • 商品の寸法: 22.5 x 15.2 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 536,075位 (本のベストセラーを見る)
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By Nakane
Amazonが確認した購入
本書は、日本の銀行が不良債権処理を先送りしたのは経営陣が責任を免れるためであり、それによって貸し渋りが発生し、不良債権処理の遅れが日本経済に大きな負の影響を与えた、というような一般的に信じられている通説を論理的に検証・批判したものである。かつて、銀行の不良債権処理が日本経済回復の必要十分条件とされていたが、この通説がいかに論理的に誤っていたかが示されている。
不良債権問題が日本の銀行の行動にどのようなに影響したかを理解するには非常に良い本であるが、一般的に信じられている通説を論理的に検証して反対の結論を得るという研究者としての必要な姿勢を学ぶにも良い本である。
紹介されている実証分析も、企業金融の分野でこの問題を扱う研究者にとっては参考になると思われるが、巻末のアンケート調査についてはサンプルが長信銀・信託に偏っているのが残念である。
「大したバブルではななかったのに、一括処理をしてしまったことが被害を大きく拡大させた」というサブプライム問題の考察も非常に面白い。
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