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主人公は三十代から四十代の大手企業の社員達だ。
どの物語も会社人としての日常を背景に、生きること、死ぬことをテーマとして追求している。
愛と命がテーマだと中帯には書いてあったが、さぁどうだろうか。
登場する女達は物語の進行に必要な小道具という印象だった。
男の読者のほとんどは感銘を受けるに違いないが
わたしを含め、女の読み手は、主人公の気持ちは理解できるが反発を感じるはずだ。
別な視点からいえば、男の自分中心主義がわかっていいとも言える。
読後感はかなりにがい。ほろ苦さを通り越している。
ほっくりした読後感を求める人にはお薦めできないが、隙のないいい仕上がりの作品だと感じた。
五編の中では、そうですね、やはり「不自由な心」がひとつ抜きん出ている印象でした。
タイトルの「不自由な心」からの連想か、... 続きを読む
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