中学生向けの書かれたような体裁をとっているが、宮嶋氏が世界で体当たりして学んだ、事実確認、事実認識の重要性が説かれている。
「テレビで言ってた」、「新聞に書いてあった」ということは、情報が事実であることの保障にはならない。
現在の日本は、意図的に情報を垂れ流した検察やマスコミにより世論が惑わされ、首相が次々と代わるような状況を招いている。
海老蔵事件のときは被害者の情報を暴いて誰が被害者か分からないような状況を醸成した。
与えられた情報を垂れ流す、ニュースキャスター、コメンティター、大手マスコミに対するジャーナリスト精神溢れる著者の意見は辛辣になる。
自分で見、自分で聞いて判断する習慣を、大人(市民社会の一員)として身に着けるべきという、真っ当な指摘。
不肖・宮嶋流の表現が少なく、写真への真面目過ぎるこだわりが感じられる。
海外で働く人、「いっちょ前」の大人になりたい人、ジャーナリズムを目指す人には役に立つ一冊。
目 次
第1章 頼れる情報か見極めよ!
第2章 矛盾だらけのメディア
第3章 第一に鍛えるべきは「想像力」
第4章 国家とメディアの距離
第5章 君の将来を決める情報選び
第6章 一流は「ひとり」で考える