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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
女性版『もてない男』,
By レグルス (兵庫県神戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 不美人論 (単行本)
基本的には藤野氏の語る「ブスゆえの悩み、不満、経験談」を西氏が解読していく、というような感じです。陶智子『不美人論』よりもくだけた感じで、緒方貞子、田中真紀子、林真理子など、有名人を挙げてくれているので分かりやすかったです。 「藤野 (略)自分にとって不利で苦しいゲームにまきこまれていると、ほんとうに欲しいものや、ゲームの目的がわからなくなって、被害者意識におちいって元気を失っちゃうんだよね。」 とにかく『もてない男』以上にブスがブスゆえの悩みを語るのは大変な勇気とエネルギーがいると思うので、 ひとつ文句を言いたいのは、著者名は2名ですが、
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
必要なのは、フェミ本なぞではなくこういう本,
By
レビュー対象商品: 不美人論 (単行本)
女の眼前には彼女が生まれたときから、二つの「道」が横たわっている。美人の道とブスの道である。どちらを歩むかは、はっきり いって天と地ほどの差がある。本書は自身「ブス」と自認するマン ガ家・藤野美奈子と、哲学者西研の対談。ただ出倉さんという編 集者が西氏の存在をかき消すぐらい全面に出て活躍している箇 所もあり、鼎談と表現してもいいかもしれない。 自称「ブス」の女子二人が、これまでの人生がブスであるがゆえに いかに不遇であったか、そのエピソードを時に笑いあり時に涙あり で西研に吐露していく。それに対して西氏が優しく「哲学的考察」を ほどこしたり、自分の子供時代大学時代の男の側の経験も開陳し たりしていくという構成だ。 ブスに生まれてしまったら下手にブリっ子もできないし、合コンでも 相手にされない。就職は不利だし、男の子には「勃たない」といわ れる。要するに踏んだり蹴ったりなわけである。でもそれはフェミニ ズムでは解決されない問題だ。いくら学者が「美醜で差別するな!」 と社会に訴えたって突然男のチ×コがブスに勃ち始めるわけじゃなし。 それに擁護されて惨めになるのは、やはりブスなのだ。「人権」とか 「平等」という観点では美醜にまつわる問題は解決されない。 ではどうするか。本書の提示する処方箋はいわば、「自分をもっと愛 しなさい」ということ。それは盲目的に自分の世界だけに閉じこもるこ とではない(それはこの本でも「ブリっ子」として痛いと言われている)。 そうではなく、自分がブスだということをはっきりと自覚した上で、もっ と愛されたい、もっとかわいいと思われたいと努力することである。そ うすることで、自分がブスだという事実を距離をとって見つめることが できる。なによりもそのことは、おそらくかつては深刻に悩んでいたこ と本書で面白おかしく話してくれた藤野さんが、魅力的であるし、ステ キな女性であるということによって、体現されている。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ブスについて考えるって楽しい,
By とと様 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 不美人論 (単行本)
ブスの視点で世の中を見た本を読んだのは、十数年前に読んだ林真理子の本以来です。とても、楽しかったです。ブスの本質観取というのが笑えた。どういうのかというと ブスというのは、男に征服の喜びを与えない。セックスが似合わない(自他共に認める)。笑顔が義務。お笑い担当(強制的に)。などなど。 西研さんが最後に言っています。 「僕は女の子のことを何にもわかっていなかったんだなあ、とつくづく思いました」と。 私も読み終えて、同じ感想を持ちました。
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