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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
女子銀行員が主人公のエンタテイメント小説,
By TEA (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 不祥事 (講談社文庫) (文庫)
「不祥事」というタイトルとカバーのイラストのダークな雰囲気からは重い内容を想像しそうだが、これは「狂咲(くるいざき)」というあだ名で上司から呼ばれる、若くて正義感が強く「曲がったことには黙ってられない」女子行員・花咲舞を主人公としたエンタテイメント連作短編小説だ。
上司と2人で支店に対する事務指導を行う仕事をすすめるなかで遭遇する事件や銀行の問題を解決していく。出世レースにあけくれる本店エリートに地団駄を踏ませる場面もしばしば。 いわゆる勧善懲悪のストーリーで気軽に読め、楽しめる内容だ。 もう少し主人公の描写に工夫があれば(割合あっさりした描写、容姿についてもいまひとつイメージが沸かない)、もっと良かったのに・・ということで星4つ。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
軽めの連作ミステリー,
By 読書人 "活字中毒" (埼玉県鳩ヶ谷市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 不祥事 (講談社文庫) (文庫)
東京第一銀行本店事務部事務管理グループ調査役の相馬健とアシスタントの花咲舞が、支店の営業課の臨店指導を通して事件を解決するミステリー。主人公の花咲舞は「狂咲(くるいざき)」と渾名されるほど、切れると暴走するタイプ。この暴走振りや相手を遣り込める所が小気味よく、カタルシスを覚える。気軽に楽しむには良い作品集だ。
臨店の対象となるのは、事務管理上の事故が続いている支店、或いは能力向上のため要請のあった支店。実際に窓口業務を指導し、若い行員をサポートし、課題を指摘して問題解決を図る。そんな中で様々な事件に遭遇し、花咲舞が見事な推理で解決する。敵役となる本店企画部長の存在も如何にもという感じだが、主人公を引き立てる効果はある。またトリックも銀行ならではという仕掛けで、感心したり納得したり楽しめる。 疲れているときなどにはピッタリの短編集です。疲労回復剤としてお勧めします。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
主人公・花咲舞の存在感が光ります,
By
レビュー対象商品: 不祥事 (単行本)
本書は、職場で弱い立場の人間が、エリート行員たちをバッサリとやっつけるという痛快な物語。その主人公・花咲舞のキャラクターは、著者のこれまでの作品の中でも強烈な個性を発揮しており、その個性が物語をうまく引き立たせています。中身以上に主人公の存在感が重視された描かれ方のため、読み手によっては評価が分かれるとは思いますが、展開も読みやすかったですし、面白い作品でした。
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