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13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
新訳ではありません,
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レビュー対象商品: 不確実性の時代 (講談社学術文庫) (文庫)
本書は、1970年代後半に基になったTV放送が日本でも放映されたことや、当時も世界の政治経済の先行き不透明感が強まっていたこともあって、翻訳書が注目を集めたものでした。その後、別な出版社から文庫2冊本として出版されたものが、今回、一冊にまとめられ、また著者ガルブレイスの経済学をその限界も踏まえた上で、高く評価してらっしゃる根井先生の解説を付して、出版されました。
著者は名文家として有名でしたが、(旧訳に対する批判も踏まえているためでしょうか)読みやすい訳文になっています。ただ、残念なことに原著や批判の多かった旧訳に掲載されている「さくいん」が本訳書には欠落しています。目次を参考にすれば十分、と出版社(ないしは訳者)はお考えなのかもしれませんが、本書の扱う範囲の広さや、文庫2冊本が出版されてからの年月を考えると、なぜカットしたのか、またどうして今回新装版として出版する際にさくいんを追加しなかったのか、不思議です。 主流派経済学に対して一貫して批判的な姿勢を保ち続けてきたガルブレイスの著書がまた、金融危機をきっかけに再び書店に並ぶことは歓迎しますが、編集判断について、疑問を感じずにはいられません。内容的には★4つですが、この点を差し引いて★3つとさせていただきました。
25 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
古い、あるいは分析的でない,
By icy (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 不確実性の時代 (講談社学術文庫) (文庫)
とっつき易い語り口。ただし、ファクト(数字など)に裏打ちされた分析、モデルを構築して経済現象を説明する試みなどは皆無。経済書としての価値に疑問を覚える。
読者がすでに他の経済書、歴史書である程度の基本知識を身につけているとすると、この本の内容は新規性もなく、深みもないと感じるだろう。 19世紀以来の経済史を初めて勉強するのであれば、もっと分析的な教科書の方が知的な欲求を満たしてくれるだろう。 評価の高い歴史的な書物ではあるが、優れた分析、著作が多く手に入る日本の出版事情にあっては、あえてこの古い書物を選ぶ必要はなかろう。
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