それにしても、日本共産党という政党は、なぜ現在までの90年以上に渡って歴史を刻み続けることが出来るのだろうか?
この本は、読売新聞の「時代の証言者」という連載記事から生まれたものであるが、実際にこの本を読んでみると、元・共産党委員長の不破哲三さんが、自身の経歴と、共産党&日本の戦後史をかなり熱く語っていることがはっきりと分かる。
だが、私が特に凄いと思ったのは、不破さんの研究熱心な所である。ちなみに、この本の帯には「衆議院議員として18人の歴代総理大臣と白熱の論議を展開した」と書いてあるが、恐らく不破さんがここまで研究熱心でなければ、自分はもちろん、共産党自体が支配勢力(特に自民党や民主党)に、真正面から対峙することは100%出来ないと思う。
もちろん、この本には共産党的な視点から日本の政治史が語られている所が多々あるが、いずれにしろ、不破さんの研究熱心さや、共産党の主張の一貫性(特に選挙などで、一時の流行に全く流されずに、首尾一貫したマニフェストを提示する姿勢)は、共産党員以外であっても学ぶべき所が多いと言える。
だから、この本は共産党員以外の人にも、どんどん読まれて欲しいと思う。