内容紹介
不登校の子どもの実数,出現率は,1970年代から急上昇し,今では,全国で14万人弱もの小・中学生が不登校の状態にある。不登校の増加は,わが国の社会生活全体の激変と関連しており,不登校以外の今日的な教育上の諸問題にも影響を与え,学級崩壊の問題,いじめ問題など社会変容の影響によるさまざまな事態が出現してきた。それゆえ,不登校の問題は,簡単に減少していく性質の問題ではない。
本書は,心理臨床家,カウンセラー,教師などの教育関係者,そして医療関係者など専門家向けに,著者の経験にもとづいた不登校問題への援助の理論と方法とを示したものである。本書において著者は,不登校援助の方法をできるだけマニュアル化して述べようと意図している。それは子どもの個別性を考えた上であえて,現実的なレベルでの状況認識や実践されやすさを考え,技法の伴わない援助でなく哲学にもとづいた技法を目指しているのである。そして,問題の発生要因よりも維持・悪化要因に着眼し,長年の実践経験から,子どもとの会話の具体的テクニック,電子メールによる支援や地域ネットワークまで現場で有効な知見を紹介している。
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、心理臨床家、カウンセラー、教師などの教育関係者、そして医療関係者など専門家向けに、著者の経験にもとづいた不登校問題への援助の理論と方法とを示したものである。