「世の中にはスポットライトを浴びる人間と、それを支える人間がいます。みんながそれぞれの役割を演じているわけです。どんな人でも必ず重要な部分を担っている。あの伝統あるジャイアンツ、あの時代の強いジャイアンツを菊池クンが支えたのは間違いないし、彼にだって『俺がチームを支えているんだ』というプライドが必ずあるはずでしょう」菊池マネージャーに向けた王さんのセリフです。
この一冊は書はジャイアンツ本ではありません。一人の人生の書であり、40代の働き盛りには『働くことの意義』を再確認させてくれる一冊です。著者は筋金入りのスワローズファンでありますが、そんなことは微塵にも感じさせず、「菊池」というマネージャーを通し、野球の歴史を描き、かつ今の日本を支える働き盛り年代への熱いメッセージを送っているのではないか、そんな気がしました。
もちろん純粋な野球ファンでも野球の歴史・ジャイアンツの歴史が追体験できる楽しみの部分を著者は描き切っています。野球ファン、そして働くことについて考える男たちへのお勧めの一冊です。