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不況のメカニズム―ケインズ『一般理論』から新たな「不況動学」へ (中公新書)
 
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不況のメカニズム―ケインズ『一般理論』から新たな「不況動学」へ (中公新書) [新書]

小野 善康
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

長期にわたった景気の低迷に対して、小泉内閣が行った「構造改革」は有効な措置といえるのか。経済学者間の意見は対立し続け、経済学への信頼までも揺らいでいる。ケインズは一九三〇年代の世界不況を目の当たりにして主著『雇用・利子および貨幣の一般理論』を執筆した。本書はその欠陥も明らかにしつつ、ケインズが論証することに失敗した「不況のメカニズム」を提示し、現代の経済政策のあり方を問うものである。

内容(「BOOK」データベースより)

長期にわたった景気の低迷に対して、小泉内閣が行った「構造改革」は有効な措置といえるのか。経済学者間の意見は対立し続け、経済学への信頼までも揺らいでいる。ケインズは一九三〇年代の世界不況を目の当たりにして主著『雇用・利子および貨幣の一般理論』を執筆した。本書はその欠陥も明らかにしつつ、ケインズが論証することに失敗した「不況のメカニズム」を提示し、現代の経済政策のあり方を問うものである。

登録情報

  • 新書: 223ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2007/04)
  • ISBN-10: 4121018931
  • ISBN-13: 978-4121018939
  • 発売日: 2007/04
  • 商品の寸法: 17.4 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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38 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
まず結論から言うと本書はデフレ経済のメカニズムを

解説した本であって、それを打開する方法を解説した本では

ありません。

「不況があるのにケインズの理論が理論的に導き出せないのは

理論が不完全だから」という理由で著者は本書を書き上げました。

本書のキーワードは「消費の利子率」です。

これを説明するために200頁もかけて、ケインズの

時代の米国大恐慌と平成大不況を比較して解説しています。

著者のデフレに対する経済理論は読めば解かります。

解説も平易に書いていて解かりやすい。

しかし、具体的な日本のデフレ対策を一切書いていない

から不満と思われる方には本書を避けられた方が賢明です。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書はケインズ「一般理論」をなぞるとともに、新古典派と対比させ、ケインズの不十分性を指摘するとともに、ケインズ理論と新古典派の理論が90年代後半から2000年代の日本の不況をどう説明するかを、ケインズの視点に立脚して明らかにしています。
秀逸なのは通常「一般理論」の把握で無視されがちな第17章に着目し、理論的分析ツールに仕上げていることです。この点は本書第5章で展開される流動性プレミアム(貨幣を保存したいと思う性向)と消費の利子率(消費財が腐朽するコスト)から、興味深い不況の動学の分析を加えている点に活かされています。
総じて投資量よりも消費量にポイントを置いた分析です。
ただし、国債累積残高や大幅財政赤字が消費を収縮させる効果(財政赤字⇒将来の税負担増・消費減少⇒現在貯蓄増大・消費減少)のルートや、所得再分配効果(税負担者への増税⇒国債保有者の所得増)のルートの観点は、すっぽり抜け落ちています。
このレビューは参考になりましたか?
形式:新書
タイトルの通り不況の原因を一般理論をヒントに説明しようという本です。一般理論では不況を古典派経済学の供給重視ではなく需要重視という考えで訴えたところはよかったけど、その理論的説明が曖昧だったから後々古典派経済学から突かれてしまったというのが著者の考えみたいです。
で、具体的にケインズの何が良くなかったというと、消費の量を消費関数(消費の量は現在所得の一定割合ということ)で説明してしまったことだ。実際には将来の所得とか貯蓄とか経済の動向が考慮されるわけで、帰って消費関数はケインズ経済学の有効性を疑わせるものになってしまった。
そこで著者は需要の限界(供給>需要)を流動性選好説で説明しようとしている。流動性選好説というのは要は流動性(≒お金)を持っていことから得られる効用(満足感)のことだ。
流動性選好が強い状態だと人はお金>モノという選択をする。ではどうして流動性選好が強いのかといえば

・お金はいくらでもほしいもの(普通の商品だと必要量以上はいらなくなる)
・デフレだと持っているだけで購買力がどんどん上がっていく
・生産するのがタダ(労働がいらない)

といったことをあげている。
ほかのレビューにもあったように具体的な不況への対策はあまり書かれていないけれども勉強にはなると思います。(入門経済学の教科書を読んだほうがいいとは思いますが)
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投稿日: 2008/10/2 投稿者: とよぴ〜
アタマがすっきり整理される
今日、経済理論の停滞は、目をおおうばかりだ。
ケインジアンだの、マネタリストだの、新古典派だの、... 続きを読む
投稿日: 2008/1/31 投稿者: 純ちゃん
失われた15年唯一の果実
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投稿日: 2007/11/15 投稿者: りきてんすたいん
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投稿日: 2007/9/11 投稿者: world-treker
マジックワード「乗数効果」の否定
貨幣愛に起因する不況という理論自体は、ケインズの一般理論にもあることなので、その復活という意味では政策的意義、特に日銀の金融政策に対する意義は大きいが、それ以上で... 続きを読む
投稿日: 2007/9/8 投稿者: FAT
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